WBOライトフライ級タイトルマッチ

王者エルウィン・ソトvs挑戦者 高山勝成


カネロvsサンダース興行のセミファイナルで行われたこの試合、

二階級制覇を目指すベテラン高山が若き強打者ソトに挑戦した。


私の戦前予想ではソトはパンチはあるがまだまだ雑で荒く未完成な選手な為、経験豊富な高山選手にも十分勝機はあると考えていた。


結果は9RTKO負け。


レフェリーストップについて私は特に違和感は感じなかったのだが、結構物議を醸しているらしい。



ただ私はレフェリーはナイスな判断だと思う。

試合後に元気にシャドーボクシングで高山選手がアピールしていた通り、まだまだ続行はできたと思うが、

試合の流れを見ていると危ない場面が多すぎた。


初回からずっとソトの強打を貰ってしまう場面があり、何回かグラついてピンチを迎えた。

それでも諦めず巻き返そうとする高山選手は素晴らしかったが、旗色はかなり悪かった。


ポイントもほとんどのラウンドがソトに流れていたと考えているし、高山選手も粘って手数を出していたとはいえ攻撃は軽く、ソトに脅威を与えるほどではなかったように見受けられた。



レフェリーの判断は

これ以上続けても戦況が変わることはほぼないだろうし、被弾も多いから危ないな…………

と思っての判断だと思う。



1%でも逆転できる可能性があるから続けさせて欲しいと思うが、何か事故があってからじゃ遅い。



ナイスなストップだったと思う。