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予定より1日遅く退院した。
我慢できない術後の傷の痛みではなかったが、育児、家事をこなす自信がなかったので、1日延長させてもらった上げ膳据え膳
わたし、日頃からすぐに泣いてしまう人なのだが、ガンになって、崩れ落ちるように泣いくかと思いきや、そこまで落ち込むまではいかなかった。
ガンを認めたくない気持ちや、さほど大した事はないって思いたい気持ちがあるからかな
でもね、4人部屋のカーテン締め切って、急に涙が止まらなくなる時が何度かあって、でもひっきりなしに看護師さんが検温だったりで出入りしてくる。
泣いてる所を見られて
わたし「・・・大丈夫です・・
」
と泣き止もうとしたら
看護師さん、手を握り、首を横に振りながら
「大丈夫じゃないです」
って。
こういう時って、看護師さん、皆それぞれ対応違うし、人間性というか、経験的な対応というか、みえるよね。
なんて言って欲しいのか自分でもわからない。慰めて欲しいのか、寄り添って欲しいのか、ほっといて欲しいのか。
わからなかった。
ただ、大丈夫じゃないですって言われて、はっとした。
誰にも見せようととしてない、自分でも気づいてない、心の奥底の恐怖や不安を看護師さんわかってくれてるのかな?って後から感じた。
本人が大丈夫って言ってるのに、大丈夫じゃないって、返答。シンプルですごいなって今、思う。
看護師さん、沢山いてて、毎日何人も変わっていたが、その時の看護師さんだけ、なぜか、記憶に残ったなー。
それをきっかけに、残りの入院中、あぁ泣いてもいいんだって、思いっきり泣いた。
涙が出なくなるまで。
1人になりたい。
誰もわたしを見ないで。
話しかけないで。
と、そんな気持ちになり
病室を出て面会者と談話できるお部屋に、残りの入院日の2日くらい、ほぼ、そこにいて泣いていた。
大きな窓の前がカウンターになっていて、外の公園が見える。そこに座り、日が暮れるまで、携帯で音楽を聴きながら、ひたすら泣いた。
大好きな音楽聴きながら。
雲の流れをずっと見ていた。
これから、まだまだ泣いてしまう事もあるだろうが、とことん泣き落ち込むのはこれで終わりにしようと決めた。
絶対泣かないって決めるのは無理
でも、どん底気分で泣くのはおしまいさ。
そんな、こんなで、
一旦、退院。
さっ、次に向かおう。
入院中、わたしの手術の結果を心配しているママ友達や仕事仲間からLineが何件もきていて、さて、誰から、どこまで報告しよう
良性だから大丈夫、大丈夫
って入院してきてるので・・・。
まさかの、ガンでした〜。