福祉用具プラザ | オトンがパーキンソン病になったらば

オトンがパーキンソン病になったらば

パーキンソン病になったオトンと家族の日々。

パーキンソン病の症状がだいぶ進行し、姿勢保持の難しさが顕著になってきたオトン。



オトン本人は

「ベッドに横になって過ごすのではなく、座って過ごす時間をできるだけ長くとりたい」

と希望しています。



けれど、


① お腹まわりの筋肉が固縮しやすく、腰を90度に折るのが辛い

② 座っていると上半身がどんどん右に傾き、頭痛や首・肩の痛みが強く出る


……などの点から、今の車椅子では長時間座っていることが難しくなってきましたしょぼん




そこで、なんとか現在の身体状況にあった車椅子や補助器具を見つけられないものか…と母がいろいろ調べ、

家から車で40分ほどのところに”福祉用具プラザ”という公設のショールームのような場所があることを知りました。



先週さっそく偵察に行き、これは本人を連れて来る価値がありそう……という感想を持ったので、

昨日の朝から予約を入れ、オトンを連れて訪問車


母と私だけでオトンとかぁこを連れての相談は大変だろうと、夜勤あがりで疲れているショウさんも同行してくれました 。・゚・(ノД`)・゚・。



ホームへオトンを迎えに行き、お昼用の薬やペチャラなどを荷造りして出発。

前回の介護旅行のかげでショウさんと私も外出介助が手慣れてきました(^^)



プラザに着くと、装具技師さんと作業療法士さんが待っていてくださいました。


まずオトンの身体状況を確認し、現在の車椅子をどうにかカスタマイズして楽な姿勢保持の方法を探ろうとしますが、

そもそも外出用の折りたたみ車椅子なのでサイズが小さく座面も浅く、今のオトンの体には全く合っていないということに気づかされました。


そこで母と相談のうえで

『この車椅子よりも父がもっと楽に座っていられるものがあれば、現在のものは外出用として、もう1台室内用を購入することも考えています』

と話してみると、3台ほど試乗用の車椅子を用意してくれました車椅子




あれこれ移乗して試してみるのですが、乗りかえるごとにスタッフの方が増えてきて、

3人がかりでオトンをサポートしてくださいます。


それを見ていて

『ああ、福祉の専門家の方たちでも3人で介助するくらいオトンの身体状況は大変っていうことなんだなぁ…』

と客観的に再確認しました。


母も

『まだどこか心の中に”自分の介護の頑張りが足りないんじゃないか”って思っていたけど、やっぱりこれだけの状態なんだなと感じた』

と言っていました。



なんだかんだで2時間以上っかかって、オトンが「これがいい!」と言う車椅子を発見。

介助する側から見た操作性も良く、それを購入しようということになりましたε-(o^―^o)



あと車椅子に座った状態で本やペチャラを扱いやすいように…と、車椅子のアームレストに装着するテーブルも発見。

これはメーカー商品でちょうど良いものが見つからなければ、材料費のみの負担で技師さんが製作してくださるそうです。



皆さん昼食の時間も削って、とても丁寧に根気よく相談にのってくださいました。

かぁこには端材で作ったという木の玩具をプレゼントしていただき、

帰る際にも

「遠いところを本当によくおいでくださいました。また何かありましたら気軽に相談されてくださいね。」

と仰っていただき、来てよかった!と心から思いましたニコニコ





まあ、帰りの道中では疲労困憊のオトンの体が固まってしまい、昼食介助にかなり手こずったり、

いざホームへ帰るという段階になって、心配していた「今日は家に泊まる!」という要求をすごい勢いでぶつけてきたりして 大 変 ! だったわけなんですが…(^_^;)




そこらへんの気苦労は、帰宅後に母・ショウさん・私でブーブー(`ε´q)と分かち合って消化。

家族一丸となって無理やり消化です(笑)





さあ、次の予定はオトンの眼鏡作り大作戦。


サブの眼鏡を作るべく、眼鏡屋さんに乗り込まなくてはならないんですが、

相手はごく普通の店員さんで福祉関係の人ではないため、今回よりも苦戦するんだろうなぁ…


そしてまた外食したがり、

さらに帰り道で「泊まる!」と同じバトルを繰り返すことでしょう………( ̄ー ̄)負けんよ