妻の就職活動⑫ | ソフィーのブログ
振り回されっぱなし私。モスクワの状況、即ち市民の道徳性の欠如と人種差別の危険性が4年前より酷いらしい。
 
「道徳性の欠如って、中国より酷いのか?」
「もっと悪いわ!」
 
妻はこんな街、モスクワで生活したくないらしい。今働いている会社はモスクワで展開しようとしているが上手く行ってない。妻はここのマネージメントをする為に就職したわけだが、ロンドン勤務をお願いするらしい。ヘッドクオーターはアメリカである。二十年居たモスクワだったが、今となったらそれ程未練はないようだ。
 
妻は三年のロンドン生活で、ロシア連邦に対する意識を変えされられた。
自由と人権と云う言葉に敏感になったのだ。
因みに、イギリスに居るCIS諸国の人達(ベラルーシ・タタールスタン・ウズベキスタン・カザフスタン等)がイギリス永住権を取得した時、ケーキを作ってパーティを催していた。彼らは旧ソ連を憎んでいる者が多い。
 
「彼らはロシアを憎んでいるのよ!じゃー何でウクライナ人やグルジア人はモスクワで生活したがるの?」と、昔私に語っていた。
「金のためだろう・・・」
 
三年のイギリス生活で私と妻ではどっちが、根底の精神を弄られた(いじくられた)度合が強かったかは分からない。
妻は「もう一週間から10日間待って!」と言っている。ロンドン行きの可能性が強力になってしまった。
 
「お父さん、疲れたよ・・・」