【大学】
まともに高校時代は勉強をせず、おちこぼれていたので、当然大学受験も大失敗。
浪人するわけにはいかなかったので、地元の大学に進学。
当初は心理学を学ぼうかと思っていたが、心理学を勉強しても専門職に就職しずらいことを知り、
偶然合格した福祉学科に進学することになる。
進学先の大学はそんなに偏差値が高いわけではないが、地元の女子大で割と「お嬢様」イメージが強い大学だった。
最初は「なんでこんな大学に来てしまったんだろう」と思っていたが、だんだん大学生活も楽しくなってきた。
大学のサークルはオーケストラサークルに入り、バイトも始めた。
普通に女子大生活を楽しんだ。
最初はさほど興味がなかった福祉だが、次第に興味を持つようになり、就職は福祉の専門職に!と思うようになった。
勉強は高校時代とは裏腹に、学内では成績は上位を4年間保った。
社会福祉士と精神保健福祉士の資格取得の為に実習に行ったのだが、
精神保健福祉士の実習で精神科病院に行き、非常に感銘を受けた実習だった。
就職は精神科病院でソーシャルワーカーをやりたいと思うようになる。
学内推薦で精神科病院に内々定が決まるも、国家試験1か月前に取り消しとなる。
国家試験後、精神科病院を中心に就職活動を続けるも、不合格ばかり・・・
結局、卒業式の時点では就職先は決まらなかった。
精神科病院への就職は諦め、一般病院で医療ソーシャルワーカーとしてまずは経験を積もうと思い、
卒業式後に一般病院にて就職となる。
【就職後】
就職先の病院は、家から電車で1時間半かかる場所で、私には縁もゆかりもない初めての土地だった。
病院の規模は中規模で、農村地域にある。
私は欠員補充として入職したため、すぐに引き継ぎから始まった。
部署は私を含め3人。
Bさんは当時2年目の家庭持ちの女の先輩、Cさんは当時3年目の女の先輩で7月に寿退職予定。
私はCさんの担当を引き継ぐことになる。
1人1つの病棟の担当制のため、いきなり1つの病棟を担当することになる。
部署同士はそんなに仲がよいとは言えず、常に対立していた。
特に私の所属している部署は比較的新しいため、院内での立場は弱かった。
ちょっとしたミスもすぐに他部署スタッフが事態を大きくするようなことが、日常的に行われていた。
もちろん、入職したての私はミスも多いため、すぐに標的となった。