シェア90%以上 一流選手がこぞって着るトライアスロンウェットスーツ 生地の話 | ソーシャルクラブバイクフィットのブログ

ソーシャルクラブバイクフィットのブログ

自転車と一緒に色んなことを楽しむ「ご提案」と「サポート」をしています。

トライアスロン用ウェットスーツに使われる生地の話です。

大阪の生野区にある従業員数100名に満たない会社「山本化学工業株式会社」。
医療機器や放射線遮蔽素材、そして競泳用水着やウェットスーツの素材を製造する会社です。
この会社が開発した「SCS(スーパー・コンポジット・スキン)」。トライアスロン競技でのウエットスーツ、生地採用のシェアは何と90%以上。ロンドンオリンピックではほとんどの選手がこの素材が使われたウェットスーツを着用ています。ラバーの表面に特殊加工をすることで、空気中では水をはじき(撥水)、水中では水になじみ(親水)流水抵抗を限りなくゼロに近づける超ハイテク素材です。撥水と親水という相反する性質を両立させています。従来の素材と比較すると、空気中での表面抵抗値は1/10、水中では1/100の超低抵抗です。
他にも、
・生地が水を含むことによる、ウエア重量の増加が少なく極めて軽量
・ストレッチ性に富み運動性が抜群
・従来の素材に比べ浮力にも優れる
・岩などへの接触にも強い優れた耐久性
...など

トライアスロンウェットスーツSCS 生地

スイム時の水との抵抗を減らし、運動性にも優れる、パーフェクトな素材です。
一流選手が、この生地のウェットスーツ以外は着たがらないという理由が解ります。

人気ブログランキングへ