お昼におそばをいただき、おなかポカポカやっとあったまったのに冷たい雨、劇場までいそいそと戻り、マイ楽観劇。
スカイステージ様ありがとう、私にこんないいお席をくれて♪
(息の根をとめろと?目に焼き付けろと?ええ、それで結構です)
「本日はスカイステージ貸切公演にお越しいただき誠にありがとうございます」あ、これはいつもスカイステージで「最新宝塚情報はスカイステージで!」って言ってるおねえさんの声!!
スカステ貸切は1契約1回1名申込で当たった人ばっかりだから2人連れはない。友人見つけてキャッキャも無い。
ので、アナウンスのあとオーケストラがなりミラーボールが光るまでの間、しわぶきひとつ話し声ひとつもしない静寂の開幕。
緊張感とこれから来る美しい洪水に備えての高揚感が劇場客席を支配する。
貸切ならではのアドリブも楽しい。
モンゼット柚長夫人「皆さん、今日は私のサロンで一緒にスカイステージを観ましょう」
シッシーナあんこ夫人「今日18時から彩風咲奈サヨナラ特別番組 All About ~きらめきの記憶があるのよ、フェルゼンも一緒に見る~?」
涼しげなフェルゼン咲ちゃんちょっと苦笑、みんなばたばたと退場したあとに
オスカルあーさ「…見たい」
拍手と笑い、そこからすぐに芝居に入るのもりりしい♪
ひまりちゃんの絶叫に涙した。
うみちゃん、ありすひめ、せいみー、辞めるのやめようよ~。これで見納めなんて、うそと言って。
メルシーゆうちゃんさん伯爵が「これをお届けに参りました」っていうところ、懐に隠していて「これを」のタイミングで出していたと思うんだけど、今回は牢獄にトボトボとはいるところからすでに手にぶらさげていて、アントワネットあやちゃん見ないふり??
牢獄から断頭台、(ロケットが出てくるまでの)染み入る切なさ、胸にこみあげる無念さ、悲しさ、狂おしいまでの愛の慟哭をどうやって平常心で見ることができようか。
だばだば泣いた。
彩風咲奈フィナーレという名の毎日さよならショーもみおさめ。首筋に胸元にきらめく汗を貼り付けて銀橋を渡る白い妖精、ずっと出ずっぱりなのに笑顔を絶やさずりりしく踊る、無敵のトップスター。
終演後の御挨拶があって、舞台に一人、白くてりりしい咲ちゃん。
咲ちゃんもスカイステージユーザーだそう。最後にちょこっと笑わせて和ませてくれる。
もう来週にはフェアリーではなくなってしまう、咲ちゃんの最後の火曜日公演を観れて本当に良かった。
やっぱり舞台のあちこちに、あの可愛い笑顔をさがしてしまった。それも咲ちゃんに持って行ってもらおう。咲ちゃんのそばで素敵に輝いていた私の大好きな男役、咲ちゃんの卒業と一緒にフェアリーは人間界へもどったのだと。
…それでもつぎも探してしまうのだろう。。
さようなら 東京
さようなら フェルゼン
さようなら 彩風咲奈



