昨日の大劇場は、朝の雨が上がっても雲が残っていてどんよりして、静かだった。
宝塚舞踊会のお客さんたちは、ひそひそしたりソワソワすることも無く時間が来るのを待っていた。
いつもはごった返していて、じっくり見たい時はあえて開演時間中になるまで待っていたショーウィンドウ、
キキちゃんのためのデコレーションを心ゆくまで見て、静かな店内へ。
入ってすぐに
「本日の〇〇様貸切公演には、公演パンフレットのお土産がついていますので、お買い求めの際はお気をつけください」
って注意書きポップが立ててあって、気配りと公演中止に心の中で泣いた。
あの可愛い子のスチールの載ってるパンフを買い、宙組色のキキちゃんのハンドタオル、姪1&3の大好きなまこっちゃんとあーさのポケットカードを買った。
レジで「舞踊会のパンフをください」と言ったら、おねえさんが優しく「お席にご用意してありますよ」と教えてくれた。
優しいひとたち。
美しいひとたち。
いつも幸せをくれるばかりでどうやってお返ししよう。
もっともっとお手紙書けばよかった。
もう彼女からサインの入ったお礼状はこない。手元にある幾枚かを大事に大事に持っていよう。


