公演発表があった瞬間からチケット難だった、雪組「ファントム」。幸運にも貸切公演があたり、先月は役替わりAパターン、今月になってBパターンを見られました。
12月8日(土)15時三井住友VISAカード・近畿VISAカード貸切公演。
お席は2階。広く舞台の端から奥までよく見えます。
VISAカード貸切なので、開幕前に組長さんのご挨拶がありまして、司会の方にご紹介されて音楽教師・ガブリエルのお化粧&衣装で梨花ますみ・みとさん組長ご登場。りんとした立ち姿はさすがの貫録。
中央のスタンドマイクで早口言葉のような主催者をすらすらと口にし、どうぞお楽しみくださいと締めて、一例の後しずしずと下手へ。
翌日のセディナ貸切には開幕も終演後も演者のごあいさつはありませんから、みとさんの大劇場での開幕ご挨拶はこれで最後になるのかな。
花道芝居も、舞台の奥も、とうぜん手前の主要メンバーのお芝居も、どこも見逃したくなくて、どこも見逃せなくて、そして泣かされて、眼鏡とオペラとハンカチが忙しい。
Aパターンのお貴族さまの翔ちゃんと、狡猾な中にもカルロッタを愛しているのが隠せないあーさのアラン・ショレが強烈だったので、役替わりBパターンはわたしにはどちらも押し出しが小さく見えてしまい、ちょっと歯がゆいなあと思ってしまいました。
カルロッタのヒメさんが、もうもうすごくて、素晴らしくて。前回見た時以上にパワフルになって、それでもくどくなくて。
ファントムからの最初の手紙がきて文化大臣りーしゃと下手に下がるとこのアドリブ台詞は「ちょっとどこさわってんのよっ」
幕開きから最後まで、だいもんエリックから目が離せませんが、後方席のおかげで従者の細かい動きも見えて、どこでも泣ける。
だいもんエリックには最初から最後まで圧倒され、しびれて意識が飛び、仮面をつけていても取っていても美しいし、目も耳も至福。クライマックスの咲ちゃんとの銀橋親子名乗り合うシーンではまわりはすすり泣きだらけ。
きーちゃんクリスティーヌ、、もうね、きーちゃんがクリスティーヌかクリスティーヌがきーちゃんか、ってくらい、きーちゃんよかった。ほんっとによかった(語彙力の喪失)
お友達との観劇でしたから、幕間や終演後に今見た感動を大いに語り合うという至福の時間のおまけつき。
当日券に並ぶ方のためのコーンを初めて見た!わたしもこの中に一緒に並んでいたかもしれない。並んででも、見たいよ、これは。
チケットの神様ありがとうございます。


