雪組の「ファントム」を見るまでは死ねない(阪急貸切) | お蕎麦と昆布のいる暮らし

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このトップコンビでのファントムを見ずに(聞かずに)死ねるか!

 

だいもんときーちゃんが雪組でトップコンビを組むとわかった時からずっとそう思ってきました。やっと手元のチケットの日が来て、指定席に座り、予想をはるかに超える舞台にあふれる涙をぬぐいながら見てきました。

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歌の暴力の前に観客は無力だ。


凄まじい悲劇、一部吐き気をもよおすほどのひどい話なのに、フィナーレの多幸感はさすがの宝塚。


芝居の幕開きや背景に映像多用してあって、もー最近のCGというやつは!引き込まれ感がすごい。

幕開き導入部の「何が始まるんだろう」という期待を思い切りかき立ててくれる水に落ちる花びらの動きと、水に映る月。2幕冒頭の下がっていくカメラ、引いて引いて引いてシャンデリアをくぐってまだ引くカメラに「これは映画?クリスティーヌのかわりにほうきに乗ったハーマイオニーが出てくるんじゃないよね?」ってちらっと思った。

 

今にセットも半数くらいですむようになるのかしら。

 

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悲劇のお話の中に暖かい救いがたくさんあって、そしてけっこう長いフィナーレでも泣いて、ああ見に来てよかった、、と心の底から思いました。愛があふれている!

 

阪急交通社貸切挨拶

宙組組長すっしぃさんの妹さん、達つかささん司会。

4代目ファントムとして如何ですか?

 だいもん「エリック側として演じる視点。エリックはかわいそうな人と思っていました。演じてみたらすごくパワーを持っている人でした。」

達さん「今日拝見してすごくパワーを感じました。客席の皆様はいかがでしたか?」(ひときわ大きな拍手喝采!)だいもんうれしそうににこにこしてる!

最後にみなさまへのご挨拶、と促され、

「阪急交通社でパリにいってほんもののオペラ座を見に行ってください。エリックに会いに。(客席ざわざわざわ。。ちょっと待って、、オペラ座地下ご案内ツアーがあるのかな)阪急交通社様、宝塚歌劇を、そして雪組をよろしくお願いいたします」

 

夢心地のまま阪急電車に揺られ、帰宅してからはパンフレットめくり初日映像を何度も見返して余韻を楽しむこの幸せ。初日の画像よりも良かったよ。

そしてパンフにありし日のまぁさまを見つけ、だいもんほんとによかったねと心から。

 

 

毎日新聞11/17(土)の朝刊

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「すごいらしい」じゃなくって、「すごい」のよ。

見ないでは死ねないくらいに。

そして、見たら死ぬ。