宝塚歌劇団宙組誕生20周年イベントを限りなく天井に近い席から(2) | お蕎麦と昆布のいる暮らし

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そうこうしているうちに、公式HPに記事がUPされました。

この写真では階段がちょっとしか映ってませんが、「宙」のマークの横に星が散るようにデザインされていて、2階席からとっても綺麗でした。

 

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前回の続きです>>

 

トップスターのお歴々がご登場し、映像を見てトークされている間、下手側の5.6.7代目のトップたちは、にこにこしていて、時にかなめさまとまぁさまがきゃっきゃとお話しされ、ゆーひさんのお声がけにかなめさまが美しくコクコクされ、目が足りない!!

 

歴代7名が揃ったところですっしぃさまが「では、8代目トップを呼びましょう」とまかじぇくんとまどかちゃん登場。中央スクリーン前の、どセンターに立ちすくむ2人。

それを本当に愛しいわが子を見るような慈愛に満ちた優しいまなざしで見守る歴代トップスター。

そんな中、強度の緊張でがちがちの真風くん、やっと台本通りのご挨拶が終わると、すっしぃさまに視線を飛ばしてなんとか正気を保っていました。真風くんの次はトップ娘役のまどかちゃんの番!かわいそうなくらい緊張してしどもどになりそうなのをぐっとこらえて言葉をだしていく。斜め後ろではゆーひさんが一言出るたびにうなずき、こぶしをにぎりしめ、ご挨拶がなんとか口から全部出るとガッツポーズ。歴々の方々も心配で口から出そうになる心臓を飲み込んでおられました。


トークが終わり、みなさまいったん退場ですっしぃさまが残り、後半の歌のコーナーの開始を告げられます。

 

スパンコールもきらびやかな真風くんに美しいずんこさまとたかこさまが続き、銀橋で「夢・アモール」を歌う!

真風くんのソロパートではずんこさまとたかこさまがちょっと腰を落として肩を前後にふりふり、たかこさまのソロではずんこさまと真風くんがふりふり、そして中央でずんこさまが高らかに歌い上げる。ああ、めまいがするくらい美しくて幸せだ!!

♪A YOUME AMOR いつまでも続け AMOR命の叫び~

 

その興奮で場内が冷めやらぬうちに次は「明日へのエナジー」。暗転した場内の中、スポットライトがセンターを照らすと、ふりかえるずんこさま!20年前のあの日のように美しいずんこさまが歌い始める。

 

♪何億光年 かなたの星の光は語る

 私の血潮には 太古の記憶が流れてる

 

そして宙組子が、男役は黒燕尾、娘役は白いドレスで勢揃いで歌いだす。コーラスの宙組と言われるメンバーがそれぞれ組の誇りを持って歌い上げる。本当に冗談ではなく天井が抜けるかと思うほどの空間のひろがり、圧倒される声量に椅子に押し付けられるよう。

その中央のずんこさまのお声の素晴らしさと言ったら。。これを伝えるにはどんな言葉を持ってくればいいのだろう。

まさか、ほんとうに、ずんこさまセンターで「明日へのエナジー」が聞けるなんて夢のようだ!夢じゃないよ、これは夢じゃない!

 

オペラの中に黒燕尾の澄輝さやとロイヤルあっきーさまを見つけてテンションも上がる!(きゃー、まぁさまご卒業公演をスクリーンで見て以来、ナマだと大劇場前楽以来の黒燕尾。かぁっこいい~~!)

 

下手側、りんきら→きゃのんさん→あっきー→あおいさんの並びで、とても楽しそうでノリノリのりんきらがひたすらかわいかった。うれしそうな朗らかなきゃのんさん。センターのずんこさまを見つめながらしなやかに歌うあっきー。

素晴らしい高音を奏でるあおいさんに圧倒されてしまう。

 

すっしぃさまが「一緒に歌わせて頂いて20年が1つに繋がった瞬間だと思います。」とおっしゃったけど、その通り、こくこくと頷くだけ。

 

「真風涼帆率いる宙組公演は3月16日からはじまります。そのショー「シトラスの風」の主題歌を、トップスターもくわえまして全員で歌いたいと思います」とすっしぃさまがつげられ、トップのみなさまがお出ましになり、イントロが響く。

 

♪眠る時代を呼び起こせ 眠る時代を呼び起こせ

 

ピンヒールでのしのしと銀橋をわたるまぁさまが見られました!宙組子たちはみなトップスター様たちを見つめてアピールアピール!

 

舞台下手から、

・あおいさん・まあさま・ゆーひさま・かしさま・まどかちゃん

センターにずんこさま・真風くん・たかこさま・タニさま・かなめさま・すっしぃさんと並んだ圧巻のステージ(HPの画像↑がそれです)

 

シトラスの風ってこんなに厚みがあって幅があって響いて綺麗でうっとりする歌だったっけ・・さわやかで前向きで明るい夏の朝のような。劇場を支配するずんこさまの歌声、このイベントがあってほんとうによかった。

下手に立たれたまぁさまごしにうれしそうなあっきーが見えて、ついこの間までこんな風景ばかり見ていたものだから、一気に懐かしさがこみ上げてくる。いい時代に宝塚の魅力のとりこになって、よかった。

 

すっしぃさまが「最後に一言」ってお言葉をもらいたいとおっしゃって、順繰りにお話しさえていく中、順番来たら感謝の言葉もそこそこに「真風さんすてきですよね」と飛び出すかしげさま!そして緊張でエライコッチャになっている真風くんがバグってしまい、斜めになってかしげさまに何度も何度もおじぎ~。かしさま、大劇場の板の上で告白ってすごすぎます!

 

最後にずんこさまが静かに語り始められる。

「退団して18年ですが退団してすぐのときには宙組卒業生は私1人でした。」

「少しずつ仲間が増えて今こうして20周年をこんなに大勢のみんなと舞台にたてることを嬉しく、誇りに思います。」

いまここにいない、それぞれの相手役のお名前を挙げ、宙組を駆け抜けていったメンバーを含めての人数を数え、初代トップスターとして見事に締めて記念イベントの幕が下りました。

 

拍手が鳴りやまない。ええ、手の痛みなど全く感じずに一所懸命拍手しました。だってもう、本当に素敵だったのだもの!

 

まさかのカテコの幕が開き、緊張がちがちのまかじぇくんが「ありがとうございます」しか出てこなくてめっちゃあせっているのを、鮮やかに救済して「お姉さんたちが見守っているからね」とまとめた圧倒的なずんこさま。ひれ伏すしかない。

宙組のスーパースペシャルウルトラマックスデラックスワンダフルゴットマザーですよ。

 

帰りの電車でも素晴らしい初代トップスターの素敵さに話の花が咲きました。

電車に乗って会いに行くからね。

 

書き漏れとか、補足とか、報道とか、もうちょっとまとめますね。

(たぶんつづきます)