入居者紹介「Gorai’インタビュー」vol.37

熱技術開発株式会社 広島出張所 駐在員

雄軍さん

【印刷、コンバーティング業界向けの乾燥装置・脱臭装置の設計開発】

 

 

ユーザーの一歩先を行く技術集団。

熱技術開発株式会社の創業は1981年。印刷・コンバーティング業界向けの乾燥装置、脱臭装置などを製造、販売している。

本社は、神奈川県の新横浜。工場は大阪にある。

印刷時に出る臭いを脱臭して大気に出せるような処理設備やシステムをつくるのが同社の主な事業。

単に脱臭するだけでなく、脱臭時に出る高熱を印刷時に必要な乾燥に再利用して省エネを実現させるなど、クライアントのランニングコスト削減まで考えた設備提案を行っている。

常にユーザーより一歩先行く技術の開発を実践する「技術集団」だ。

 

友人がたくさんいる日本は身近な国。

黙さんはもともと、同社が上海で展開している子会社で働いていたが、2018年4月に広島営業所が開設されたのを機に、現職に就き広島に赴任した。

日本語はペラペラ。日本の顧客が中国に来るたびに、観光のアテンドをしていたことから、公私共に付き合っている友人は、日本各地に居る。

日本流のコミュニケーションに困ることはない。

結婚して2年。実は、大学で出逢って結婚した奥さまは、日本に留学して大学院で博士を取得。現在、広島の大学で金融・経済を教えている。17年の付き合いとなるが、その間ずっと遠距離で生活していた。それがこのたび黙さんの広島への赴任を機に、やっと一緒に暮らせたというわけだ。

日本に来られて幸せそうな、黙さん。

 

「努力家で負けず嫌い」を信頼に。

学生の頃は、卓球とテニスを少しした。スポーツは好きだ。でも、

「小学校から大学まで、とにかく勉強した」

と、黙さん。大学時代も、朝の5時過ぎには教室に行って勉強していたというから、凄い。

田舎の農家に生まれ、兄弟は5人も居て、貧しかった。

「農家をやりたくなかったら、勉強しなさい」

と、父に言われて育ったという。

厳しい父だった。

親戚が集まった折、一人ひとりの名前を呼んで挨拶するのが中国の習わしだが、恥ずかしくてきちんと挨拶出来ないと、厳しく叱られた。決して手を出すことはないが、

「顔は怖かった」

そんな父だが、成績が落ちても何も言わなかった。

でも、言われないから尚更、

「自分が悔しかった」

という。小さい頃からゲームでも、将棋でも、勝ちたかったという黙さん。そんな負けず嫌いな面を仕事の中に活かしながらも、程よいコミュニケーションで周囲とうまくやっている黙さんに、確かな信頼を感じる。

 

仕事もプライベートも大切にしたい。

広島に来て4か月。

中国にはプロ野球がなく、気軽に野球をする習慣もないので、最初は理解できなかったルールも、調べたり、動画を見たり人に聞いたりして、今ではカープ観戦も楽しんでいる。

好きなスポーツ選手は、スイスのテニス選手のロジャー・フェデラー。輝かしい試合の戦績を成し遂げていているだけでなく、人間的にも紳士的で、優雅で、幸せな家庭(奥さんが元テニス選手で、子供が4人で、女の子の双子と男の子の双子)も築いている完璧な人生は、

素晴らしい。

「自分も仕事、家庭を両立できたら」

そう常に思っているという、黙さん。

 

SO@Rビジネスポートへは、広島に来て1~2週間経った頃に、飛び込みで見学に入った。

「最初から気に入っていた」

のだとか。

オフィスでありながら無機質でなく、リビングみたいな感覚でリラックスできるという。

好きな言葉は

「焦らず、慌てず、頼らず、諦めず」

人当たりが良く、それでいて芯のある、黙さんらしい。

 

 

インタビュアー : (株)ソアラサービス 代表取締役社長 牛来千鶴