ハンムラビ法典 目には目を、歯には歯を | tsure-dure-naru-mamani

ハンムラビ法典 目には目を、歯には歯を

法律の話をしていたら、
学生のころを思い出しました

日本人が解釈を間違えている有名な例です

ちなみに、今日現在のWIKIの記載も間違っています

間違っていたら治しましょう


ハンムラビ法典と呼ばれるものすごく古い法典があります

古代の条文(世界で最も古い法典の一つ)ですが、
『目には目を、歯には歯を』
で知られているあの法典です

今から3700年ほど昔の法典です

一般的には、やられたら、同じことをやり返す条文ととらえられています

人を殺したら、死刑
というように

しかし、結論からいうとこれは明確に間違っています


この法典のこの部分は、簡単に言うと、偽証を罰しています

つまり、たとえば人を殺した疑いのあるひとの裁判があったとします

その時、その殺人を裏付ける証言をした人が現れたとします

しかし、実際それが冤罪だった場合、つまり、その人は殺していない=無罪だった場合

その偽証をした人は、無条件に死刑となります

そういう意味で、目には目を歯には歯を なんですね


アメリカをはじめ、西欧諸国の法律は今でも偽証にものすごく厳しいです

近代的な法律であってもそれは間違いなくハンムラビ法典の流れをくんでいます

それ以外にも、この流れ、歴史を、脈々と組んで法律ができています

合理的な部分はずっと生き残っていきます


法的な思考パターンが若干ちがう日本ではわかりにくいですが、
そんなに古い法典の解釈が今も生きているなんてすげーなと

逆に日本の法律はなんて野蛮なんだと
(今は若干ちがいますが)

心底思ったのを思い出しました


。。。法律という学問はとんでもなく奥が深いので、
はまり込むと一生を費やすことになります