最も好きな文房具と言ったら、ボクの場合は筆記具になります。

 

シャープペンシル、ボールペン、あるいは万年筆のように、文字を書く主な筆記具です。

マーカーなどはちょっと外します……

 

けど、最も魅力的な文房具となると、コンパスです。

 

どこが?と思う人もいるでしょう。

 

なんでしょうね? あの形かな?

文房具というより、器具って呼んだ方が良いような、いかにも図形を描く道具というか……そんな佇まい。

 

ボクのお気に入りのコンパスがこちらです。

 

 

ステッドラーの中車式小コンパスです。

 

それほど大きな円は書けませんが、B5ノートくらいの範囲で使うにはちょうど良いサイズです。

 

見ても分かるし名前からも分かる通り、中央に車輪がついています。

両脚の間隔を固定し、車輪によって微調整します。

 

普通のコンパスはそんなものついてないので、ちょっとずつ開いたり閉じたりして、微妙な間隔を調整すると思います。

しかし、それではなるべく正確に描こうとしているのに、どうしても僅かにずれたりするし、最もわずらわしいのは、円を描いている最中にクニュッって脚が開いちゃったりして、描いてる図が台無しになるケースです。

 

それが、中車式コンパスであればガッチリと固定されているので、極めて正確に円が描けます。

 

 

因みに、ボクのコンパスはペン先は鉛筆の芯ではなくシャープメカに変更しているので、ペン先が芯の片減りによる微妙に線の位置が狙い通りではないという問題は発生しません。

 

 

ところで、最もコンパスを使ったことのある機会が多かったのは、小中学生の頃だったように思うんですが、果たして小中学生のお小遣い額を考えたら、こんなコンパスをわざわざ買い揃えるとは思えないし、せいぜい一時期にしか使用しないコンパスなので、今の時代、下手すりゃ100円ショップで買うか、ちょっと高くついても1000円程度で済ませるかと思います。

 

ボクも当時はそうでした。

 

 

しかし、勉学義務感MAXでやっていた当時とは異なり、自分の興味を持ったことだけ考えて良くなる大人になった今となっては、それに特化した文具なりなんなりを追求しても良くなります。

 

大人になって経済力が備わったからとかではなく、自分の好きなこと・興味を持ったことだけに集中できるというのが大人になってからの楽しみなんだなぁ~と思いますね。