エアコンクリーニングを業者に頼もうと思った、私
義母の寝室のエアコンも、汚れてるよね?
声を掛けてみた。
「それなら、マチノ電気に聞いてみるわ!
そういうのもやってるかもしれない。
マチノ電気さんはね、昔からの付き合いで、っていうのも、
私が仕事をしてた時に…(自分語りが長いので割愛)。
なにか買いたくても、買うものがなくて…それがいいわ」
義母は、街の電気屋さんの「マチノ電気」がお気に入りで、
そこから何かを買いたくて仕方がない。
御用達のように来てもらいたくて仕方がない。
息子は、家電量販店で買う。
申し訳ないが、マチノ電気では高くて買えない。
10時半
「マチノ電気に電話するけど、お宅はどうする?」
「内容を聞いてから考えるよ」
「わかった」
で、電話してる声が聞こえてきたので、階下に降りて行った。
「ハイ、ではお願いします~」
「なんだって?」
「店番の女性が出た」
「じゃあ、(営業のオジサンから)折り返し電話が来るの?」
「…そうだったかな?あのね、マチノ電気っていうのはねぇ…(また同じ話)」
11時
「私、マチノ電気に電話したっけ?」
「したよ」
「発信履歴はあるのよ。嫁ちゃんが、掛けてくれたとか?」
「掛けたのは義母です」
「全然覚えてない、ひどいボケね」
「そうね、30分前のことなんだけどね」
「イヤだわ~、でね、マチノ電気に頼みたいのはね…(同じ話)」
12時
また、同じやり取り
マチノ電気に関する自分語り(同じ話)は、これで何度目?
13時
「私、マチノ電気に電話した?」
「した。折り返しの電話、来ないね」
「ぜんっぜん記憶にないんだけど。どうしましょう、コレ」
「だからさ、そうやって記憶に残らないから、🐶ちゃんが銀行の集金に立ち会ってるんだよ。
余計なコトするなとか、言わないでよね」
「そんなこと、言わないわよぉ」
「それも忘れたかー」
「そもそもね、マチノ電気は~(同じ話)」
「(さえぎって)電話来ないね」
13時10分
階下から、電話している声が聞こえる。
「あらー、ワタシ午前中に電話してた?あっそう、来てくださるの?わかりました」
電話を終えて、すぐさまツッコんだよ。
「また電話したの?」
「わたしったら、電話してたって。2時ごろ来てくれるって」
「私が『電話してるよ』って言ったのに、なんで電話したの?」
「だって、覚えてなくて」
「私に聞きに来たよね?答えてあげたよね?私の言うこと、信じられないの?」
「そう、信じられないの」
「なんで?義母が忘れたこと、コッチは覚えてるから教えてるのに、なんで?」
「だって、信じられないんだもん」
「物忘れの自覚があるなら、人の言うこと信じなよ!」
「信じられない」
「じゃあ、聞くな!」
義母の脳内は、モヤがかかっているのか?まっ白なのか?
記憶を引き出そうにも、残像もなにもなくて、
さぞかし不安だろう。
けどさぁ~
他人の言うことが信じられないのも、認知症の所為なの?
義母の場合、
自分で納得しないと動かない性格が、裏目に出ている気がする
夫が単身赴任している沖縄に、行くぞ!
キャリーケースが壊れちゃって、娘が買うならコレにして、という。