記事の編集で慣れないことををしていたら、投稿記事を消してしまいました
いいねいただいていたのに、すみません
以下、クリップボードに入ってた その時の記事です
------------------------
ご訪問ありがとうございます
フォローやコメント、いいねも、とても嬉しく、たくさん励ましをいただいております
優しいお声かけなど、いつも温かくお付き合いいただき、本当にありがとうございます
また、はじめましてのかた、話題が話題の間しばらくこちらからのリアクションを控えていたかたからもご訪問いただいて、たいへん心温まりました
お気に留めていただき、とてもありがたく、嬉しく感じております
さて、今日は、献花にまつわる後日談にお付き合いいただけたらと思います。
故人の祭壇に飾る献花。
あれ、お棺に入りきらなかったものを花束にして配ってくださるらしく、参加してくださった方々にお配りした後、我が家も、すごい巨大な花束を2束いただいたんですよ。
家に お花飾るのとか久しぶりやわ~と思いつつ、ありがたく家に持ち帰りました。
なんと、
毛虫?か、蛾の幼虫か?…みたいな虫が、ウニョウニョくねくねしているではありませんか。
しかも、結構でっかい
足が多いのと、長くてウニョウニョしてるのが、大の苦手な私。
直立不動で叫びました。
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
強盗でも入ったんかという、すごい声量の私の叫びを聞いた夫がすっ飛んできて、
なぁんだとばかりに苦笑いしながら、ひょいと捨ててきてくれました。
夫よ…
恐ろしくなった私は、夫に手伝ってもらいながら丹念にチェックを重ねながら活けていきました。
が……
翌日も……
そのまた翌日も……
どこから湧いて出てくるのか、
水切りのたびに私が叫び、夫が飛んできては捨てての繰り返しが続いたのです。
コレ…どう見ても、
菊に湧いてるやんな…
捨て…
たいという衝動にかられましたが、どの花も、まだすごく元気で、捨てるのには忍びない。
しかも、母への献花を捨てるのも…という心情もあり、毎日毎日、どこからこんな大きい虫が次から次へ湧いてくんねんと、震えあがりながらも活け続けました。
日々現れるそいつは、我が家ですっかりおなじみとなり、「ウニョン」と名付けられ、見つけ出されるたび捨てられるという悲劇を繰り返しました。
しかし、ある日、献花だから…などという心情を吹き飛ばすような出来事が起こってしまうのです…。
お花を持ち帰ってから、8日目のこと。
この頃、猛烈な倦怠感や頭痛に襲われることがあった私は、この日も、夫が出社した後、布団で少し横になっていたんです。
ちょっとウトウトしかけた頃、左ふくらはぎのあたりが痒くて、右足を左足にすり合わせるように動かしました。
すると
右足に、ゴロリとした不吉な感触…
そして、左足に、すーっとした、冷たい不快な感覚が伝わってきました。
その瞬間
瞬時に私は何が起きているのかを悟り
声も上げずに跳ね起きると
風呂場に駆け込み
足を洗剤でガシガシと洗い流しました。
その後
足を乾かし、寝室のドアの前に立ち
なかば殺意を持って布団の上に目をやると
恐れていたことが。
布団の上に、ウニョンが横たわっていたのです。
あまりの衝撃に居ても立ってもいられない私は、側にあったスマホを手に取り、叫ぶ代わりに、夫にメールを送りつけました。
乱心である。
ちなみに、夫とは、8年ほどの付き合いになりますが、私たちの間で、仕事中にメールや電話をすることは、緊急時以外、ほぼありませんでした。
お互い、マナーモードにしているのでメールはいつ送ってもいいし、返事は緊急の用でなければ時間のある時に返せば良い、というスタイルでしたが、さして業務中に連絡を取り合う用事が見当たらなかったのだと思います。
そんななので、業務中はもちろん、昼休みもメールや電話など、したこともなかったのですが、その日の昼休み、なんと夫から電話がかかってきたのです。
母の病院から電話がかかってくる時の恐怖感にさらされて4か月(←「何かあったら電話します」というやつです)、やや電話恐怖症の気が出ていた私は、画面に夫の名前が表示されているのを見て、
まさか、事故?
事故でも起きたんか?
と、ドキドキしながら電話をとりました。
すると……
「なんか、俺の携帯に、変なメール来たんやけど(笑)」
笑いをこらえきれない夫の声が聞こえました。
まさか、ウニョンのために、わざわざ電話を
ありえないことに驚きながら、コトの経緯を話すと、
「うわぁ…それは嫌やわ~…」
と、半笑いで絶句。
その後も、乱心の妻をおかしそうになだめながら、
「あと4時間ほど待ってて(笑)急いで帰るから(笑)」
と、真面目に話を聞きつつ、最後まで半分笑いながら相手をして社食へと去っていきました。
…夫よ…
ちょっと落ち着きを取り戻した妻は、布団の上のウニョンを見なかったことにして(←ええんか?それ)、その日の昼に予定していた用事で出かけることにしました。
が……
出る直前、なぜか胸騒ぎがして、なにげなく、それまで目を背けていた寝室に目をやると…
なんと
ウニョンの姿が消えてなくなっていたのです。
ワンテンポ考えた後、速攻でスマホを取り出すと、乱心の妻は、再び夫にメールを送りました。
ショックのあまりにパニックメールを打ちながら、でも、あのメールにわざわざ電話してくれるぐらいやから、このメール送ったら、トイレ休憩とかに無理して返信打ち返しかねんかもしれん…と心配になり、最後の3行で多少正気に戻ったようです。
(しかし、話は聞いてほしかったらしく、メールはしっかり送る妻)
その後、実家の保険の関係で保険屋に出かけていたのですが、これが結構時間がかかって夕方ごろになってしまい、営業さんがプランをパソコンで打っている間、夫から返信が届きました。
普段、帰宅前はなんの変哲もない定型文を送ってくる夫が、珍しく急いでいる風のメッセージ、しかも、いつもとは違う、ちょっと苦笑いの顔文字までついてくるというレアなメールではありませんか
そんな夫に、さんざん早く帰ってきてと懇願しまくった妻は、
さんざん人に早く帰ってきてとか言っときながら、自分は出かけとんかい
とツッコミどころ満載の妻に向かって送られてきた夫のメールは…
夫よ…
今回のパニックメールは、ツッコミ不在のまま幕を閉じることとなりました…
そして帰宅後、ウニョンは、瀕死のまま毛布を越えて、その上の掛け布団にしぶとくへばりついておりましたが、夫によって、本日もひょ~いと撤去され、乱心妻は、ベッドシーツと、毛布と布団カバーの全てをその日のうちに洗濯機に放り込み、洗濯乾燥機は、夜まで鬼のように回され続けました。
しかし…あの、虫だらけの献花をお棺に入れて、母と一緒に火葬したんか…と思うと、なんとも言えない心持ちになりました…。
母、虫嫌いなんで
無農薬にこだわっているのか、管理が悪くて虫が湧いてるのか、それとも、菊自体虫が湧きやすいお花なのか…お花に虫がこんなに湧いてたのは初めてのことなのでよく分かりませんが…そんな後日談でした。
虫が平気なかたには、なんのことやらの内容だと思いますが、本日も、最後までお付き合いいただき ありがとうございました