長く留守にしていたのに、まだまだ覚えていてくださって、そのうえ、独り言のような記事にリアクションいただけて、なんだか励まされました
あの日は、いろいろ不安を書き出してみましたが、文章にしてまとめてみて、なんとなく思考の整理ができました。
がんの治療は、いろいろ難しいですね。
選びたくても選べないことがたくさん。
少ない選択肢から、十分な時間が与えられぬまま苦悩の末に選択することを強いられるけれど、デメリットや不安、苦痛のない選択肢が存在しない。
医療関係者のかたとの考え方や相性も、一から十まで、すべてすべては重ならないので、わずかに残されたものから、迷走しながら選ばねばならない。
本人のつらさは、私たちでは計り知れないし、側で支える私たちも見ていて胸がえぐられる。
早く、副作用なく完治する薬が出るといいのにと、切実に思います。
そんな中ですが、最近読めていなかった皆さんの記事を読んで回って、自分も落ちてるばかりじゃアカンわと這い上がってまいりました(また落ちるかもしれませんが)
私と同じく介護をされているかた、見送られたかた、寛解されたかた、それに、今まさに治療を受けておられるかたまで、皆さん、迷いながら、時折苦しみながらも、どこか前向きで力強い。
書かれていることばかりではないのかもしれませんが、見ていて励まされます。
良い影響が伝播するって、すごいことですね。
私も、今日も1日頑張ろうと思います
今日の担当看護師さんは、元気で気遣いがあり、仕事が早く正確、何でも先回りして準備してくれるし、母のことをよく看てこまかいケアをしてくださるスーパーウーマン。
付き添いの家族的には、すごい安心してお任せできるし、気持ちも楽です。
どこの病棟もそうだけど、看護師さんによりケアの内容や方向性がすごく違いますね。
例えば、痰の吸引。
本人、ゴロゴロゼイゼイ、ゴホゴホ、たまに唸りながら苦しむのでナースコールを押すのですが、「また呼んでくださいね〰️ゴロゴロ言ったらいつでもすぐに呼んでください。頻回に奥まで取るのが苦しそうなら、口の中の取るだけでも違いますしね」と言ってくださるかたと、「基本、定期的にこちらでやってるので、呼ばなくて大丈夫です。多少はゴロゴロいったり苦しそうに見えたりするけど、心配ないです。こういうもんです」と言うかたに二分される。
ナースコール、どちらに従って、どのタイミングで押せばええのか迷うんやけど、統一してくれんかな…(後者は怖い気がするけど)
毎回、「母さん、押した方がええのアカンの」と、話せない母相手に独り言を連発しながら、ひたすらオロオロする娘
ちなみに、なぜか、傾向として、だいたい前者のかたの方が技術的に上手かったりします。
しかも、ついでになにかしら状態チェックやケアをしていってくれたりする。
家族への状態説明も都度都度してくださるし、汚れ仕事も厭わず、気遣いも丁寧。
そして、後者のかたの方は、だいたい来られる頻度が低く、ほぼ無言で、やりっぱなしのまま去っていかれたり(医療用廃棄物があちこち散乱したままとか)、うっかりミスが多かったりする。(作業後、チェックせずに酸素チューブ外れたまま去っていくのは勘弁してくれまいか…)
過去、夫の親族のかたに、痰をつまらせているのを病院側が気付かないまま亡くなられたという例があったらしいのですが…
うん…
多分それ、日常的に起きてるんじゃないかな?
と思うところです。
病院側としては、四六時中1人を看ていられないというのはあるかもしれませんが、本人に意識がなかったり動けない状態の場合、家族の付き添いのない入院は注意が必要、と感じた経験でした