皆さん、こんにちはニコニコパー

備忘録として入院生活のことを書いてる毎日ですが、
ちょっと心模様もしるしておきますね。


乳ガン検診のその日に、たぶんがんでしょうと言われた時は、(その場で細胞診をしました)

とても自分の身におこったこととは信じられなかったです…

今ってこんなに簡単に、本人にがんって言うの!?
って思ったし

四時間近くかかった検診を終えて昼過ぎに自宅に帰ったんだけど

どこをどう帰ったかの記憶がありません…

たまたま、パパが家に帰ってきていて
パパにそう言うと、嘘だろ!?まだ決まったわけじゃないんだろ!?大丈夫だってと言い残し、また会社に行ったんだけど

その日は午後からめちゃくちゃ長かったそうです。いろんなことを考えてしまったり、テニスの知りあいの胃がんで旦那さんを亡くした奥さんの気持ちを考え、どんなんだったんだろう…と思ったそうです。


それを聞いて、私がもう死ぬと思ってんのかな?とちょっとショックでしたが…


1週間後の細胞診の結果を聞くまで、また落ち着かなかったです。
悪いものじゃなかったと言って欲しい…乳ガン以外の乳腺の…とか、心配ない病気であって欲しい…と願う反面、乳ガンだとしても、手遅れでありませんように…

もし、手遅れだとしたら、前回の検診から3年も開けてしまった自分のせいだな…ってちゃんと行かなかった自分を責めたり…


細胞診の結果、やはり、乳ガンと言われ、病院を紹介され、まだ1センチくらいだから、早く見つかってるから大丈夫と言う言葉を救いに

翌週の紹介された病院の初診日を指折り数えて待ちました。


がんと言われた以上、悪いものでありませんように…とただただ願うしかなかった。

がんと言われてから、ネットで検索ばかりしてしまう…闘病ブログばかり見てしまう…
でも力尽きてしまったブログを見ると、気分が落ち込むばかりで…


自分のがんの種類やタイプや進行度がまだわからないうちに見るのは
不安が増すばかりで…

またガイドラインに沿ってない治療…鹿児島の、樹木希林さんも通ってたという放射線の治療クリニックや
NK細胞?を使った免疫療法?などにも心が揺れます。

でもそうゆうのは、クルマが買えるくらいの金額で

またダメだった時は、そちらを選んでしまった自己責任でしかなく、

やはり、標準治療を受けるべきかもな…と思いました。


名古屋の病院で初診時はマンモとエコーをし、持参した地元の病院での細胞は少なすぎてよくわからないからまた細胞診をしますと言われ、
(細胞診前に血液検査)


クリスマスイブに細胞診と組織診と術前検査もどんどん予約を入れていかないと手術が遅れるとのことで
肺活量、心電図、胸部レントゲン、
などどんどん入れられます。

やっぱり手術するんだな…とだんだん覚悟が出来ていくなか、

組織診や細胞診の結果が良いものであるよう願ったり…

頭のなかはぐちゃぐちゃ…

がんと言われてから、次男が夜、心配でネットで乳ガンのこと調べたら寝れなくなったしょぼんと落ち込んでるの見たり、

最初、乳ガン検診と言われても、違ってた人も多いらしいからと
長男もネット見たりして心配してるの知ったら

みんなの前で乳ガンの話題出したり、落ち込んだり、泣いたりしたら
心配ばかりかけるなぁ…と

家の中が暗くなってしまうし、

家族の前では一切話せなかった。

ただただ普通の毎日、普通の話題で過ごしてた

ただ、会社の行き帰りのクルマの中では、

1人だし、

おさえていた気持ちも緩んでしまい
いつも泣いていました。

なんでこんなことになっちゃったんだろう?

なんで私なんだろう?

いくら考えてもわかるはずもなく…

私の結婚生活は若い頃は人に言えない苦労があったから

もう私の人生であれ以上悪いことは起こらないだろう…あれさえなければ、幸せなのにと思ってたから

人生で良いことと悪いことは
最終的には同じくらいと言うのに

それはウソなの?
これじゃあ、悪いことばかりじゃない!
神様はいないの?と思ったり


東京オリンピックの時は、私元気でいられるんだろうか?

リニア新幹線に乗れるんだろうか?


それよりなにより、息子たちの結婚式で
新郎の母としてちゃんと列席できるんだろうか?

可愛い孫の顔を見たり、抱くことはできるんだろうか?

今六歳のここあやまろんを看取ってあげれるんだろうか?


と思っては涙しょぼん


一方、人間なんて誰でもホントは、明日のことなんてわからない。

事件や事故や天災に巻き込まれ
命尽きるかもしれない。

がんにならなければ、寿命をまっとうできるわけじゃないって考えたり…

テレビでAKBとかの女子グループを見ると、乳ガンになる確率から言うと、このなかに何人かはなるってことなの?

と思ったり

中学、高校時代1クラスに20人くらいいた女子に対し乳ガンになる割合から見たら1人~2人なのに、それに入っちゃったんだ…私(>_<")


乳ガン患者100人に2~3人と言う、両側同時に見つかると言うのにも入ってるんだ…(>_<")

宝くじなんて全然あたらないのに



考え出したら、落ち込み、暗い底なし沼にはまってゆくようで

叫びたくなる衝動にかられる…
気が狂いそうになる


考えてもしかたないことは考えないでおこう…

その方がきっと精神安定上良いと思う。


乳ガンのことばかり考えてたら、たまらない気持ちになるから…


その後、幸か不幸か…仕事に追われ考えてる暇も
ネット検索してる暇もなく

あれよあれよと言う間に、入院手術でした。

退院してきた今、
病理結果待ちの今、

少し辛いです…

まだ会社休んでいて、
ネットする時間も考える時間もあるので…

テレビ見て、CMなどで、綾瀬はるかとか、ガッキーとか見ると、この子たちには、普通におっぱいがあるんだな…私はかたわになってしまったしょぼん
欠陥人間になってしまったしょぼんなんて考えてしまい、
悲しくて…


夜、ベッドに入った時、思わずパパにそう言うと(女優の名前出した時点では
『モノが違うわ~』と言うので

『ひどーい!失礼ね~!?プンプン

続けて、欠陥人間という言葉をだすと

『欠陥人間なんかじゃない!!欠陥なんかじゃない!!病気なんだから!!とあわてて慰めてくれました(^_^;)』

ちょっと気持ちが落ち着いたかな…

やはり、健康で胸にキズがない人を見ると、羨ましくなってしまう…


同世代の女優とかの名前が出ないのもあれだけど(笑)

やはり、若くてキレイな彼女たちは
今の私には尚更まぶしすぎる存在です。


話変わるけど…パパが思うには

若い子もマンモや診察順待ってるのを見ると

『本当にかわいそうになる。』そうです。

この病院の外科は名古屋市の検診の方もいるけど、ほとんどが紹介されてきた乳ガン患者みたいなので。


確かに、結婚もし子どもも産みそだてた私にくらべ、
これからの若い女性とでは
悩みも悲しみも
もっと深いんだろうと思います。

乳ガンの種類やタイプや治療方法も人それぞれで
何年たっても安心できない病気だし
先が見えなくてすごく苦しいけど


夕べもいろいろ考えて眠れなくなってしまった。

温存側の右を向いて寝ようとしたら全摘側の腕がビリビリって裂かれたように痛くなってしまうししょぼん


そこで、思いました。

先がわからないのは、
70代後半の私達の親も一緒ではないかと…


親たちは、自分の将来のことどう思い生きているんだろう…

5年後の自分の姿をどう思い描いているんだろう…


あの年の世代は
覚悟をしているのかな?

それとも、まだまだ未来永劫続くと思ってるんだろうか?


何も考えてないんだろうか?


乳ガン患者が何が怖いかって言うと
抗がん剤とかの薬の副作用と転移、再発、そして未来が見えないこと…

平均寿命よりはるかに若ければ尚更…

未来が見えない、のはお年寄りと同じじゃない?
でも日々自分がいつまで生きるかなんて思い悩んで落ち込んでばかりいるお年寄りはいないんじゃない!?


考えてもしかたないことは考えないってことだよね!?

という結論に達し
ようやく寝れた私です…


ではまたねニコニコパー