皆さんこんにちは。
稲川淳二です。


さて、リクエスト?にお応えして心霊体験第2弾。

5年ほど前、蒸し暑い日だった。
連れ4人(俺を入れて5人)が集まり、することもなくダラダラしていた時1人が「肝試ししにいかん?」と言い出した。
乗り気ではなかったが、仕方なくついていく事に。
行く場所は能勢○見山。ここは心霊スポットとしてはかなり有名な山で首切り塚という場所がある。

昔は処刑場があって数多くの人々を処刑した場所。
実際に行くのは初めてで自分でも興味があった。
本当に出るのかと・・・

大阪市内から車を飛ばし、妙○山の麓に着いた頃車の中で寝ていたのだが、ヒドイ耳鳴りで目が覚めた。
運転者と助手席の連れはお気楽に鼻歌まじりで山を上り始め、耳鳴りがやまない俺は一人で黙りこくっていた。
後の二人は寝息を立てている。
やがて首切り塚についた。
その時点で耳鳴りがピークに達し、言い様の無い圧迫感を胸に感じていたが、他の奴には黙っていた。車を降りようとしたときに何かの気配に気がついて、その気配の方を見てみると青白い人型が見えた。




「降りんな!」




車から降りようとした連れを止め、今見た方角を指さしてみた。
4人中2人が「何もない」と言って車を降りようとするので、必死になってそれを止めた。

助手席に座っていた奴と寝ぼけ眼の1人が、それが見えたのか一緒になって止めだした。2人の慌てようをみて、運転手ともう一人も降りるのを止め暫く車の中で待機することに。

俺はその場を離れたくて仕方なかったが見えない運転手が車を出そうとしない。
ふと、さっきの青白い人影の方を見てみるとそこにはもういなかった。あたりを見回しても気配を感じれず安心して怯えてた2人に「もういない」と伝えた。
それを聞いた見えない2人が降りると言い出し聞かなかったので、まずその中で一番霊感が強かった(たぶん)俺が先に降りて安全を確認しようとし、車のドアを開けて足を踏み出した時、




「ドンッ!」




胸のあたりに衝撃があり、車の中に押し戻された。ハッとして前をみると先ほどの青白い人影が5~6体に増えていた。慌てた俺はすぐに車のドアを締め、運転手にすぐに車を出せ!と叫んだ。俺の慌てようからして、その事態に気がついたのか運転手は車を走らせ麓に降りた。下について車を止め外に出た時霊が見えなかった2人が驚いた。


俺が押された胸のあたりを見せてみると、胸に大人サイズの手形がついていた。
その後、特に異常はなく憑かれた様子は無かったので一安心。
胸の手形も2日ほどで消え、何事も無かった。
今回ばかりは本当にビビリました。
その時ほど無闇に心霊スポットに近づいてはならないと感じたことはないです。




備考
今回の心霊スポットは本当に不純な動機で軽はずみに近づかない方がいいかと思います。
ただ、本来は歴史も深く、「大阪みどりの百選」指定地の一つでもあります。
俺たちみたいに心霊体験目的といった不純な動機でなければ、素晴らしい観光名所であり、霊場でもあります。観光として行くにはいい場所だと思いますよ^^
昼間に行けば本当に景色もいいところですd(ゝc_,・`。)