ウォーレン・バフェットに学ぶ!1分でわかる株式投資

ウォーレン・バフェットに学ぶ!1分でわかる株式投資

世界一の投資家ウォーレン・バフェットの投資哲学、人生論、さらに経済や会計の知識がこのブログ一本で「あっ」と驚くほど簡単に習得できます!特にこれから米国株投資を始める初心者や投資入門者向けの情報が充実しています。


まぐまぐ大賞2017「資産運用(株式)・第3位」を受賞しました!

読者の皆様に多数のご投票をいただいたおかげで、受賞できました。本当にありがとうございます。
メルマガ(購読無料)の方ではブログよりも濃い投資情報を配信しています。メルマガ発行部数1万部突破!

書籍『ゼロから始めるバフェット流投資入門』累計ダウンロード数10,000名突破!

『ゼロから始めるバフェット流投資入門』
メルマガのバックナンバーを再編集した書籍です。この書籍は無料プレゼント(292頁)として読者全員に配布しています。累計で10,000人以上の方にダウンロードしていただいています。

『資産防衛の真実』
Amazonで販売しております。法人を設立する手順や資産運用の手法など、私の経験を中心に記した書籍となります。

東条雅彦の資産運用状況

アメンバー申請はお気軽にお願いします。100%承認です。⇒東条雅彦のバフェット流投資実践報告

テーマ:
ハーバード大学がハイテク株に集中投資する理由<1>

本稿はメルマガ2018年6月23日号のバックナンバーとなります。

あのハーバード大学がハイテク3銘柄に集中投資


2018年5月14日、ハーバード大学の基金を運用するハーバード・マネジメントがアップル、マイクロソフト、アルファベットの3銘柄に集中投資していることが判明しました。以下、ブルームバーグの記事を引用します。

ハーバード大、大型テクノロジー株に賭ける-アップルなど3銘柄取得

(ブルームバーグー2018年5月14日)

◎1-3月にアップル、マイクロソフト、アルファベット株購入-13F
◎3銘柄合計で同基金が保有する上場米国株の約72%を占める

ハーバード大学が大型テクノロジー株の上昇に大きく賭けている。
         
12日終了週に米証券取引委員会(SEC)に提出された報告書「フォーム13F」によると、同大学の寄付基金は1-3月(第1四半期)にアップルとマイクロソフト、グーグルの親会社アルファベットの株式を新たに取得した。

これらの3銘柄を合計すると、同基金が保有する8億1680万ドル(約890億円)相当の上場米国株のうち約72%を占める。同基金の規模は総額371億ドル。

同報告書によれば、ハーバード・マネジメントはアップル株を169万株、マイクロソフト株を185万株、アルファベット株を12万9000株購入した。従来はこの3銘柄を保有していなかった。

この記事には円グラフも掲載されています。こちらを見れば一目瞭然で、超・集中投資をしていることが伺えます。

<ハーバード大学、米国株のポートフォリオ(2018年3月末時点)>
ハーバード大学、米国株のポートフォリオ(2018年3月末時点)
(出典)ブルームバーグ

アップル(34.8%)、マイクロソフト(20.6%)、アルファベット(16.4%)の3銘柄の保有比率を合計すると、約72%に到達します。一見、保守的に思える大学系の機関投資家がここまで思い切った集中投資を行ったことに私はとても驚きました。

ハーバード大学は過去20年にわたり、毎年10%以上の運用益をコンスタントに出しており、資産運用がとても上手いことで知られています。

一体、ハイテク3銘柄に集中投資した狙いはどこにあるのか?これを探っていきたいと思います。

一回の配信で全てを語るのは紙面の関係で難しいので、本稿では最も投資比率が最も高いアップルに焦点を当てることにします。

実はハーバード大学の投資はバフェット流投資である


ウォーレン・バフェットは5月7日のテレビ番組でアップル株を「100%保有していもいい」と絶賛していました。

7日の米株式市場でアップルに買いが先行し、一時前週末比2.1%高の187.67ドルと2営業日続けて上場来高値を更新した。米著名投資家のウォーレン・バフェット氏が7日の米テレビで、アップル株を「100%保有してもいい」と絶賛した。買い継続の意思を示したと受け止められ、株価上昇につながった。

(出典)日本経済新聞

何を隠そう、バフェットの経営するバークシャー・ハサウェイも近年、アップルへの投資を拡大し続けて、今では同社は第一位の投資先になっています。

<バークシャー・ハサウェイ(2018年3月末時点)>
投資先(ポートフォリオ比率)
1位:アップル(21.27%)
2位:ウェルズ・ファーゴ(12.66%)
3位:バンク・オブ・アメリカ(10.78%)
4位:クラフト・ハインツ(10.74%)
5位:コカ・コーラ(9.19%)
6位:アメリカン・エキスプレス(7.48%)

・バフェットはアップルに資金の21.27%を割り当てている。
・ハーバード大学はアップルに資金の34.8%を割り当てている。


アップルについては、バフェットもハーバードマネジメントも最も自信のある投資先なのでしょう。ハーバード大学の銘柄選定はバフェットに近いものを感じます。

バフェットは「消費者独占型企業を割安の時に購入する」という投資手法を実践しています。この点において、ハーバード大学はバフェット流投資を行っているように見えるのです。

これまでバフェットはハイテク企業を避けてきたことは有名ですが、今ではまったく真逆の行動を取っています。そして、ハーバードマネジメントはこれまでS&P500などのETFを軸にポートフォリオを組んで運用していましたが、ここに来て、突然、「ハイテク集中投資」に舵を切ってきました。

2000年のITバブル崩壊の悪夢とバフェットの懸命な投資判断


ハイテク企業への投資と聞くと、40代以上の投資家は少し疑心暗鬼になってしまう所があります。それは2000年前後に発生したITバブル崩壊の悪夢が頭によぎるからです。

IT企業が多いナスダック総合指数は1996年には1000前後で推移していました。そこから1998年9月には1500、1999年1月には2000を突破し、2000年3月10日には5048(この時が頂点)に到達しました。

当時は会社名に「ドットコム」とついているだけで、事業実態にかかわらず株価が急騰するという奇妙な現象が生じていました。そのため、「ドットコム・バブル」とも呼ばれています。

このバブル相場が弾けて、さらに2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件の影響も受けて、ナスダック総合指数は2002年には1000台まで暴落しました。

ウォーレン・バフェットはこのITバブルに一切、絡んでいなかったので、後に「バフェットの投資行動は正しかった」と高く評価されるようになりました。

ITバブルの崩壊から約18年の時を経て、バフェットがアップルを絶賛するようになったのはやはりiPhoneの存在が大きかったと思います。

故スティーブ・ジョブズ氏(以下、ジョブズ氏)は2007年1月9日のアップル製品の展示会で初めて「iPhone」を発表して、同年の6月29日に発売されました。

プレゼンの冒頭でジョブズ氏は「何年かに一度、全部を変えてしまう新しい商品が出現する」と述べました。続けて「革命を起こす新しい商品を3つ発表する」と宣言しています。この3つの新しい商品は1つ目が「ワイド画面タッチ操作のiPod」、2つ目が「革新的携帯電話」、3つ目が「画期的なネット通信機器」。

ジョブズ氏のプレゼンを聴いていた会場の人々が驚きの声を挙げたのが下記の動画の2分45秒前後です。詳しくはこちらをご覧ください。



iPhoneの成功は疑問視されていた


ジョブズ氏はiPhoneを「革命を起こす新しい商品」と主張していましたが、当時、アップルのライバル会社やパートナー企業の経営陣やアナリスト達はiPhoneの成功を疑っていました。

「BlackBerryにとって大きな潮の変わり目などいうのは、言い過ぎだと思う」
カナダResearch In Motion 共同CEO(当時)ジム・バルシリー氏

「iPhoneがそこそこの市場シェアを獲得する可能性はゼロだ。あり得ない」
米Microsoft CEO スティーブ・バルマー氏

「iPhoneは、弊社が提携先第一号にならなくてよいと思う製品だ」
米Verizon 社長兼最高実務責任者 デニー・ストリングル氏

「Appleは、ある程度シェアを獲得できなければ、iPhone用クライアントを開発するようアプリケーションベンダーを説得するのにかなりてこずるだろう。かといって、サードパーティーのアプリケーションがなければシェアは伸び悩む、そんなジレンマに陥る可能性がある」
米J. Gold Associates創始者 ジャック・ゴールド氏

上記のコメントは11年の時を経た今から読み返すと、どれもこれもトンチンカンな内容になっています。当時はテクノロジーに詳しい人達でもiPhoneが世界を変えることを正確に予想できなかったのです。

ハーバード大学やバフェットがアップルに夢中になる理由


ハーバード大学にしろ、バフェットにしろ、アップルに大きく賭けています。2018年2月1日に発表したアップルの第一四半期決算にて売上高は過去最高の883億ドル(約9兆7000億円)、純利益は200億6500万ドル(約2兆2000億円)、1株あたりの利益は3.89ドル(約430円)で、いずれもアナリストの予想を上回りました。

そして、今回の決算では、全体の売上高に占めるiPhoneの割合が初めて70%に達しました。

iPhoneは今やアップルの主力商品になっていて、おそらく、この傾向が今後も続くとハーバードマネジメントの運用者やウォーレン・バフェットは判断していると思われます。

その根幹的な理由はやはり2007年にジョブズ氏が述べていたようにiPhoneが「全部を変えてしまう新しい商品」だからでしょう。

全部を変えてしまう新しい商品とは何か?


ここ10年で社会は大きく変わったと思います。おそらくこのことは多くの人達が認識しているはずです。

下記の写真をご覧ください。


(出典)Cult of Mac

掲載元のCult of Macでは「Appleがわずか7年で世界を変えた」として上記の画像を紹介しています。この二つの写真はまったく同じ場所で撮られたものです。場所はバチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂で世界遺産にも登録されています。

上の2005年に撮られた写真はヨハネ・パウロ二世の葬儀の時のものです。下の2013年に撮られた写真はフランチェスコ一世が新ローマ法王に決定し、サンピエトロ大聖堂のバルコニーに現れた時のものです。

状況が異なっているので、同一の尺度で比較はできないものの、この7年での変化の大きさには驚かされます。2013年の時点では、ほぼ全員がスマートフォンを手にして、写真を撮っています。カメラを手にしている人は見当たりません。

スマートフォンが社会インフラになっていることは明らかです。最終的にはほとんどのビジネス、日常生活の大半がスマートフォンに乗っかるようになるでしょう。

スマートフォンの本質はアプリケーションにある


ジョブズ氏は2007年1月9日、iPhoneのプレゼンテーションの場でこのように述べていました。

「これらの(BlackBerryを始めとした旧型の)スマートフォンの問題点は下にあるんだ。ほら、下の部分。プラスチックがはめ込まれたキーボードがついていて、どの機能を使うにしても、これを使うんだ。機能によってボタンの場所は全然違うのにも関わらずだよ。既に出荷した後はどうする?後からボタン追加はできないんだよ。」

<ジョブズ氏「これだと後からボタン追加ができない」>


iPhoneが登場する前、ガラケーにはボタンがついていて、スマートフォンにはキーボードがついていました。ジョブズ氏はこれらの物理的なボタンやキーボードを全て取り払って、大きな画面のみの機器を作ることにしました。

そして、iPhone上で動くアプリケーションの種類によって、大きな画面上に必要なボタンを自由に配置して、ユーザーがボタンを指でタッチして操作できるようにしたのです。例えば、ユーザーが電話する時は0~9までの数字を画面上に表示し、メールを打つ時は文字入力用のボタンを画面上に表示するといった具合にです。

このことによって、製品を出荷した後でも自由にボタンを追加できるようになりました。そして、iPhoneの発売以降、次々と個別の電化製品がiPhone上のアプリとして搭載されることになったのです。

以下に例としてiPhoneが登場したことによって、不要になったアイテムを記載します。

電話機カメラビデオカメラウォークマン
本、雑誌、新聞テレビ地図電卓
財布懐中電灯腕時計目覚まし時計
ボイスレコーダーキッチンタイマーストップウォッチ携帯ゲーム機
カーナビラジオ百科事典イエローページ
アルバムスケジュール帳メモ帳コンパス

上記の例を見てわかる通り、iPhoneは「一種類の商品ではない」ということです。他の商品やサービスを統合していく商品になっています。さらに年々、iPhoneの性能が上がってきているため、統合される商品やサービスは増加し続けています。

ハイテク企業の業績が上昇して、オールドエコノミー企業の業績が下落していっている根本的な原因はここ(※iPhoneやAndroidにオールドエコノミー企業の商品やサービスが吸収されていっている)にあるのです。

ジョブズ氏は「(iPhoneは)まるで魔法のように動くんだ」と主張していました。まさにその通り。iPhoneはある時は電話になり、ある時はカメラになり、ある時はボイスレコーダーになり、ある時はカーナビにもなる・・・まるで魔法のように自由自在に変化する商品です。

<ジョブズ氏「(iPhoneは)まるで魔法のように動くんだ」>


この流れは短期的には変わりません。将来的にスマートフォン(iPhone、Android)の代わりになる画期的なテクノロジーが登場したとしても、「他の多くの商品やサービスを統合していく」ということは不変のはずです。

大切なことなので繰り返しますが、スマートフォンは一種類の商品ではなく、これは自由自在に様々な用途が変化しながら私達の日常生活を支える社会インフラなのです。

ハーバード大学とバフェットがアップルを重視する理由


ハーバード大学もバフェットもアップルに最も重点的に投資しています。前述した通り、アップルのポートフォリオ比率はハーバード大学が34.8%で、バフェットが21.27%に到達しています。

なぜここまでアップルを重要視しているのか?

最も大きな理由は他社では簡単に崩せないワイドモートを形成しているためでしょう。
ジョブズ氏がいなくなってからのアップルはiPhoneというキラー商品にぶら下がっているだけだと批判する人もいるかもしれません。

しかしながら、アップルは他のハイテク企業にはない圧倒的な強みがあると私は考えています。

アップルの強み「ハード・ソフトの二刀流企業である」


アップルはハードウェアとソフトウェアの両方を自社で開発しています。マイクロソフトやグーグルはソフトウェアに強みを持っていますが、ハードウェアについては開発の歴史が浅い。

ジョブズ氏は次のように述べていました。

ジョブズ氏
「わが社の創始者のひとり、アラン・ケイは30年前に『ソフトウェアに真剣ならば、独自のハードウェアを作るべきだ。』と言っていたし、私も同じように感じていた。なぜなら、ソフトウェアを愛しているからだ。

『ソフトウェアに関して真剣な人間ならば独自のハードウェアを作らなければならない。 アラン・ケイ』

だから、革新的なソフトウェアを携帯に初めて導入しているんだ。どんな携帯よりも最低5年は早いものを。」


iPhoneはハードウェアとソフトウェアの両方を開発できるアップルだからこそ生み出せた商品です。iPhoneが登場する以前のBlackBerry等の旧型スマートフォンはハードウェアにキーボード(多くの小さなボタン)をつけていました。

もしアップルがソフトウェアだけを作る企業だった場合、ハードウェアについているキーボードやボタンを勝手に取り除くことはできず、そのハードウェアに合わせたソフトウェアを開発していたことでしょう。

つまり、iPhoneのようにボタンをなくして、タッチパネルの大画面を配置するということは実現できなかったと思われます。

マイクロソフト、グーグル、アマゾン、フェイスブックなどの新興企業は元々、ソフトウェアやサービスには強みを持っているものの、ハードウェアの開発の歴史はどの企業も浅い。創業当時からハードとソフトの二刀流で製品を生み出し続けてきたアップルには大きなアドバンテージがあるのです。

バリューとグロースの両方を重視するのがバフェット流


ウォーレン・バフェットはベンジャミン・グレアムのバリュー投資とフィリップ・フィッシャーのグロース投資の両方を掛け合わせた投資手法を採用しています。「割安で成長性も高い企業」を普段から物色しています。

以下に、アップルの2020年までのコンセンサス値(アナリスト予想の中央値)を示します。

<アップルの予想業績>
売上高 営業利益 税前利益 純利益 希薄化後1株益
13.9 170,910 48,999 50,155 37,037 5.68
14.9 182,795 52,503 53,483 39,510 6.45
15.9 233,715 71,230 72,515 53,394 9.22
16.9 215,639 60,024 61,372 45,687 8.31
17.9 229,234 61,344 64,089 48,351 9.21
18.9予 262,865 70,514 72,450 58,165 11.56
19.9予 273,803 73,576 75,294 63,138 13.15
20.9予 282,972 75,819 76,887 64,932 14.26
(単位:百万USD)

売上高、純利益ともに安定的に上昇していくことが見込まれています。売上高、純利益、希薄化後1株益の成長率は次の通りです。

<アップルの予想成長率>
売上高 純利益 希薄化後1株益
14.9 7% 7% 14%
15.9 28% 35% 43%
16.9 -8% -14% -10%
17.9 6% 6% 11%
18.9予 15% 20% 26%
19.9予 4% 9% 14%
20.9予 3% 3% 8%


アップルは売上高、純利益の成長率よりも1株益の成長率が5%程度、高くなっています。これは自社株買いによって1株当たりの価値が高まることを見込まれているためです。

さらに、アップル株はS&P500(市場平均)と比較して割安な株価が推移しています。現時点(6月23日)のアップル株のPER(Price/Eamings)は18.4倍、S&P500は20.5倍です。2018年9月から2020年9月に向かって、1株あたりの純利益が11.56ドルから14.26ドルに上昇する(23.3%UP)ことを考慮すれば、アップル株は割安だと見なせるでしょう。

<アップルのPER推移>

(出典)モーニングスター

未来は常に不確実なので、ハーバード大学のハイテク集中投資という判断が正しいかどうかはわかりません。しかし、ポートフォリオの約72%も投入して、かなりの大きな勝負に出ていることについては個人的には敬意を表します。

本稿のまとめ


◎ハーバード大学の基金を運用するハーバード・マネジメントがアップル、マイクロソフト、アルファベットの3銘柄に集中投資している。

<投資割合>
アップル(34.8%)
マイクロソフト(20.6%)
アルファベット(16.4%)

⇒3銘柄の保有比率を合計すると、約72%に到達する

◎ウォーレン・バフェットはアップル株を「100%保有してもいい」と絶賛している。⇒既にアップルは社会インフラ企業になっていると捉えるべき。
⇒バフェットとハーバードマネジメントの投資判断はとてもよく似ている。

◎故スティーブ・ジョブズ氏が話していた通り、「iPhoneは全部を変えてしまう新しい商品」だった。ある時は電話になり、ある時はカメラになり、ある時はボイスレコーダーになり、ある時はカーナビにもなる
・・・まるで魔法のように自由自在に変化する商品だと言える。

◎iPhoneはオールドエコノミー企業の商品やサービスを統合していく商品になっているため、ハイテク企業の業績が上昇し、オールドエコノミー企業の業績が下落するという現象が生じている。

◎アップル株はS&P500(市場平均)よりも成長性があって割安である。

…次回に続きます。


テーマ:
米国市場の海面はどこまで上昇してどこまで下降するのか?

本稿はメルマガ2018年5月4日号のバックナンバーとなります。

バフェットの投資先はどこで発表されているのか?


前回の「バフェットの真似をしたら、億万長者になれるの?」についてですが、まぐまぐさんが運営されているマネーボイスに掲載していただきました。

バフェットの真似をしたら、億万長者になれる? 3パターンで検証

そして、この記事にあるTwitterのシェアボタンをクリックすると、
上記の私の書いた記事をシェアしていただいた人達の全ツイートが表示されるようになっています。その中に次のようなツイートがありました。

「ウォーレンバフェットが今年何に投資したかを知る方法を知りたい」

この件について、本稿にて詳しく解説していきたいと思います。(今からの話は米国株初心者の人には少しマニアックな内容になります。)

一定規模の投資会社はポジションを開示する義務がある


資産が1億ドル以上を有する機関投資運用会社は米証券取引委員会(SEC)によって四半期毎にポジションを開示することが義務付けられています。そのポジションを報告する書類のフォーマットは「Form 13F」と呼ばれています。

SECのサイトに行けば、誰でもこの「Form 13F」の資料を閲覧できます。

例えば、ウォーレン・バフェットの経営するバークシャー・ハサウェイがSECに提出している資料は次のURLで閲覧できます。

バークシャー・ハサウェイ「SEC提出書類」

そして、Filingsの項目が「13F-HR」となっている行が「Form 13F」に該当します。検索条件に「Form 13F」と入力して検索すれば、以下のように表示されます。

<バークシャー・ハサウェイ『Form 13F』>
バークシャー・ハサウェイ Form 13F


提出日は四半期、つまり3ヵ月毎に並んでいて、15日前後になっています。

「Form 13F」の内容を見てみよう!


実際に明細行の「Documents」をクリックすると、「Form 13F」を閲覧できます。ファイル形式はhtml、xmlの2種類です。htmlファイルを開くと、次のように表示されます。

<Form 13F>Form 13F

<COLUMN1~COLUMN8の意味>
COLUMN1:Name of Issuer 株券発行者名
COLUMN2:Title of Class 株券のクラスタイトル名
COLUMN3:CUSIP Number 有価証券認識番号
COLUMN4:Market Value 市場価値
COLUMN5:Amount and Type of Security 有価証券の保有数と種類
COLUMN6:Investment Discretion 投資判断の一任(Sole - 一名、Share-Defined(DEFINED) 他の金融機関などと共有される、Shared-Other(OTHER) Shared-Definedに含まれないものとの共有)
COLUMN7:Other Managers 投資判断を一任されているマネージャーの数
COLUMN8:Voting Authority 議決権を与えられている有価証券数(SOLE - 一名によってSHARED 共有される、NONE 議決権なし)

この資料にはバークシャー・ハサウェイが保有している銘柄と保有数が記載されています。前回の(3ヵ月前の)Form 13Fと比較すれば、どの銘柄をどのぐらいの数量を増減させたのかがわかります。

「Form 13F」開示の年間スケジュール


「Form 13F」は次のスケジュールで公表されています。

<年間スケジュール>
3月末時点のポジション⇒5月15日前後に公表する
6月末時点のポジション⇒8月15日前後に公表する
9月末時点のポジション⇒11月15日前後に公表する
12月末時点のポジション⇒来年の2月15日前後に公表する




例えば、バフェットが4月1日にある株式を大量に購入したとします。その情報は最短で8月15日にならなければ私たちの手元には届きません。この場合、4ヵ月半のタイムラグが生じることになります。6月30日にある株式を大量に購入していた場合はその情報は2ヵ月半後の8月15日には判明します。



つまり、「Form 13F」によるポジション開示は2ヵ月半から4ヵ月半のタイムラグが生じているということをしっかりと理解しておかなければいけません。

私達がバフェットの売買動向を真似しようとしても、既に株価が上がっていて、なかなかうまく行かないことも多いのが実情だと思います。

次のバークシャーの開示は5月15日前後になる


次に、バークシャーが「Form 13F」を提出するタイミングは5月15日前後になります。バフェットが現在、最も力を入れている投資先はアップルです。2016年の後半から一貫して、アップルを買い増しています。

ただ、このような事実をまさか先程の米証券取引委員会のHPでいちいち調べていたら、とても手間がかかります。リアルタイムで情報を知りたい人は米証券取引委員会のHPで確認してもよいかもしれませんが、過去の経緯を分析するのには明らかに不向きです。

もっと手軽にバフェットのポジションや過去の投資遍歴を確認したい場合はサイト『relationalstocks.com』が役立ちします。

http://relationalstocks.com/instshow.php?op=summary&id=1

<バークシャー・ハサウェイのポートフォリオ>
バークシャー・ハサウェイのポートフォリオ
・Value On 2017-12-31: 2017年12月31日時点の時価
・No of Shares: 保有株数
・% of portfolio: 保有割合

2017年12月31日時点のバークシャーのポートフォリオは、1位アップル、2位ウェルズ・ファーゴ、3位クラフト・ハインツ、4位バンク・オブ・アメリカ、5位コカ・コーラと並んでいます。

<補足事項>
クラフト・ハインツについてはバークシャーの事業区分上は投資部門ではなく傘下の関連企業として扱われています。

最も保有しているアップルでも保有割合は14%程度なので、現在のバフェットは昔と違って投資先をかなり分散していることが伺えます。

そして、各明細行の企業名をクリックすると、保有数の推移が確認できます。

<アップルの保有数推移>
アップルの保有数推移
・Date: 日付
・Shares: 保有数
・Value: その日の時価
・Share Price: その日の時価

アップル株の保有数の推移を確認すると、2017年前後から急増しています。最初に購入していたのは、コームズかウェシュラー(バークシャーのポートフォリオマネージャー)でしたが、この頃からバフェットが「買い判断」を下したためです。アップルの株価が140ドルに達する付近で大胆な決断をしていることが伺えます。(参考⇒2018年5月1日時点の株価:169.10ドル)

バフェットはここ1年ずっとアップル株を買いまくっています。2018年4月下旬時点でアップルの株価は160ドル台で推移しているため、まだ買い増すかもしれません。今月15日前後に判明するはずです。

個人的には「バフェットは今年に入ってもアップル株を買い集めている」に一票と投じます。2017年の9月~12月の株価水準(170ドル前後)でも買い向っているのなら、今の株価水準(160~170ドル台)も買いだと考えるのが経済合理的な思考だと思います。

<補足事項>
実はこの記事を書き終えた直後に、バフェットがアップル株を買い増しているというニュースが飛び込んできました(笑)
米バークシャー、アップル株7500万株買い増し

(※)このニュースは「Form 13F」の開示とは関係していません。他の投資先の状況はやはり今月15日前後まで待つ必要があります。

ジョージ・ソロス等、他の著名投資家の投資先は?


下記のページを確認すると、ウォーレン・バフェットだけではなく、ジョージ・ソロス、ビル・ミラー、デイビッド・アイホーン等の著名投資家の投資先も手に取るようにわかります。

http://relationalstocks.com/instlist.php

著名投資家の投資先

この一覧から自分の好きな投資家の名前をクリックして、ポートフォリオを覗き見しちゃいましょう。試しにジョージ・ソロスのポートフォリオは現在、下記のようになっています。

<ジョージ・ソロスのポートフォリオ>
ジョージ・ソロスのポートフォリオ

ジョージ・ソロスの投資先の第1位はリバティ・ブロードバンドという米国のゲーブルサービス会社です。保有割合が13.77%となっており、他の投資先よりもかなり力を入れていることが伺えます。2016年6月から保有していて、もうすぐ丸二年が経過します。この銘柄については意外にも長期投資を実践しています。

(参考)
ジョージ・ソロスの買値:60ドル近辺
2018年5月1日時点の株価:72.44ドル

今月に入ってリバティ・ブロードバンドの株価は暴落しており、ソロスが動くのかどうか注目されます。ジョージ・ソロスは株価の動きに敏感に反応して売買する傾向が強い。ウォーレン・バフェットのように長期で保有することは稀です。とは言うものの、リバティ・ブロードバンドについてはソロスは自信がありげなのでどう判断するのか…個人的には気になっています。

マネックス証券のiBillionaire


最後にもう一つ便利なサイトを紹介します。(以前にもメルマガで取り上げていましたが…)マネックス証券のiBillionaireも「Form 13F」の内容をまとめたサイトとして有名です。

<マネックス証券のiBillionaire>
http://monex.ibillionaire.me/

マネックス証券のiBillionaire

こちらのサイトの特徴は著名な投資家から探せるだけではなく該当の銘柄を保有している著名投資家を把握できるという点にあります。

例えば、検索ボックスに「AAPL」(アップル)と入力し検索すると、以下のようにアップル株を保有している著名投資家が一覧で表示されます。

アップル株を保有する著名投資家

そして、明細行の人物名をクリックすると、その著名投資家のポートフォリオが表示されます。

<ウォーレン・バフェットのポートフォリオ(2017年12月末時点)>
ウォーレン・バフェットのポートフォリオ

マネックス証券のiBillionaireはユーザーインターフェースが良くて、とても使いやすいサイトだと思います。一度、自分の保有している銘柄を検索してみて、どんな投資家が保有しているのか確認してみるのも面白いと思います。

おわりに


最近は米国株投資に関する情報を得るのに、昔に比べて随分と楽になりました。全てはインターネットが普及したおかげだと思います。私が学生だった20年前はインターネットから収集できる情報なんてほとんど中身のないものでした。それが次第に洗練された中身のある情報に変わっていき、ついにはワンクリックで著名投資家の行動をじっくりと観察できるようになりました。

インターネットが普及していない時代(2000年以前)において、開示された「Form 13F」の内容をどのようにして手にすることができたのか、想像すらも難しい。(米証券取引委員会まで足を運ぶ必要があったのか!?)

今後は2020年代の中盤から本格的に起動すると言われているAI革命では一体、何が起きるのか?おそらくもっと情報を便利に取り扱える時代が到来するでしょう。その情報をうまく生かせるかどうか…それは結局は自分次第。でも、チャンスは大いにあると思います。


テーマ:


読書家のバフェットが推薦する21冊とは!?


東条雅彦です。

ウォーレン・バフェットは今でも一日の80%を読書に費やしています。

そんな読書家のバフェット本人がオススメする21冊の本が下記のサイトにまとめられています。

(出典)シドニー・モーニング・ヘラルド

こちらの記事を翻訳した内容が次の通りです。

1日の80%を読書に費やすバフェットの日常


ウォーレン・バフェットが投資を始めた頃、彼は1日に600ページ、750ページ、または1000ページ読書していました。

そして今でも、彼は1日の80パーセントを読書に費やしています。

「ほら、私の仕事は本質的に事実と情報をたくさん集めているだけで、時にはそれが何らかの行動に繋がるかどうか見ているんだ」と彼はインタビューにて発言しました。

「私たちは他の人たちの意見を読まないよ」と彼は言います。

「私たちは事実を手に入れたい、そして考えたいんだ」

億万長者の投資家の心を掴むために、20年間のインタビューと株主手紙のうち、21冊の推薦の本をまとめました。

1.『賢明なる投資家』ベンジャミン・グレアム

賢明なる投資家 - 割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法
ベンジャミン グレアム 土光 篤洋 Benjamin Graham
パンローリング
売り上げランキング: 14,751
バフェットが19歳の時、彼は伝説のウォールストリーター、ベンジャミン・グレアムの「賢明なる投資家」を1冊手に入れた。

それは彼の人生で幸運な瞬間の一つだった。

なぜなら、この本は彼に投資のためのすぐれた構成を与えてくれたからだと彼は言った。

「生涯にわたり投資を成功させるには、成層圏IQ、珍しいビジネス洞察、内部情報等は必要ないよ」とバフェット氏は述べます。

「事を決める為の賢い枠組みと、その枠組みを腐らせないような感情を保つ能力が必要だ。この本は、正確かつ明確な枠組みを規定しているよ。君は自制心を提供する必要がある」

2.『証券分析』ベンジャミン・グレアム、デビッド・ドッド

証券分析
パンローリング株式会社 (2009-09-09)
売り上げランキング: 6,786
バフェットによると、グレアムのもう一つの画期的な作品は「私が57年間続いてきた投資への道のり」をバフェットに与えてくれたという。

この本の主な洞察力は、分析が十分に徹底されている場合、企業の価値を把握する事です。

バフェットによるとグレアムは人生の中で彼の父親の次に影響力のある人物であったという。

「ベンはとても凄い先生だった。いや、自然だったよ」と彼は述べました。

3.『株式投資で普通でない利益を得る』フィリップ・A・フィッシャー

株式投資で普通でない利益を得る
パンローリング株式会社 (2016-07-15)
売り上げランキング: 36,686
投資者、フィリップ・フィッシャー、彼は革新的企業への投資を専門としています。

グレアムと同じようにバフェットを形作ったわけではありませんが、バフェットは依然として最高の立場を保っています。

「私はフィリップの発言を熱心に読んでいるよ。私は彼をお勧めする」とバフェットは語った。

フィッシャーは、普通株式と一般的な利益の中で、財務諸表の固定は十分ではないことを強調しています。また、会社の経営陣を評価する必要もあります。

4.『ガイトナー回顧録 ―金融危機の真相』ティム・ガイトナー

ガイトナー回顧録 ―金融危機の真相
ティモシー・F・ガイトナー
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 267,991
バフェットによると、元財務省書記の財務危機に関する書記長は、どのマネージャーにとっても必読書だと述べています。

多くの書籍が厳しい時代に団体を管理する方法についてを書いています。経済的な大惨事による政府の船取りの直接的な説明はほとんどありません。

「これは米国の住宅ローン市場の周縁ではちょっとした問題ではなかった」ガイトナーはそう書きました。「私は胃の調子が悪かった。金融危機がどのように感じられたかは分かっていて、彼らはこのように感じたのだから」

5.『バフェットからの手紙』ローレンス・A・カニンガム

バフェットからの手紙 第4版
パンローリング株式会社 (2016-08-05)
売り上げランキング: 130
バフェットの考えを知りたいのであれば、彼の哲学本を読んでください。

この本は、本当の事を彼の代表的な民族的な方法で書いてます。

「思考がエネルギーの消費だと教えられた相手をもつよりも、チェス、ブリッジ、ストックの選択等、頭を使う知的なゲームの方が有利だとは思わないかね?」と彼は尋ねます。

6.『ジャック・ウェルチ わが経営』ジャック・ウェルチ

ジャック・ウェルチ わが経営(上) (日経ビジネス人文庫)
ジャック・ウェルチ ジョン・A・バーン 宮本 喜一
日本経済新聞社
売り上げランキング: 76,999
2001年の株主手紙で、バフェットは、「ジャック・ウェルチ:我が経営」を歓迎した。

バフェットは、GE経営者のジャック・ウェルチを「賢く、エネルギッシュで行動力のある人」と評しています。

この本のコメントで、ブルームバーク・ビジネスウィークは「ウェルチは、全てのマネージャーの貴重な教訓を提供する近代的なビジネスに影響を与えている」と書いています。

バフェットは「彼の本を手に入れるんだ!」とアドバイスしてくれました。

7.『破天荒な経営者たち』ウィリアム・ソーンダイク・ジュニア

破天荒な経営者たち
パンローリング株式会社 (2014-01-15)
売り上げランキング: 26,590
2012年の株主手紙に、バフェットは、この書籍を「資本配分に優れたCEOに関するとても良い本」と称賛しました。

バークシャー・ハサウェイは、この本の中で大きな役割を果たしています。

この本には、トム・マーフィーが監督する章が一つあり、バフェットは「私が今までに出会ったことのない最高のビジネスマネージャー」と語っています。

ワシントンポスト、ラルストン・プリナなどの経営者の成功パターンを発見した本は、フォーブスの「アメリカでもっとも重要なビジネス書籍の一つ」として評価されています。

8.『The Clash of the Cultures: Investment vs. Speculation』John C. Bogle(洋書)

ボーグルの「文化の挫折」は2012年株主手紙からのもう一つの推薦書です。

現在、インデックスファンドの創設者であり、ヴァンガードグループの創設者であるボーグルは、長期投資が短期的な投機によって混雑していると主張しています(資産3兆ドル(3兆9,000億ドル))。

しかし、本は全ての議論を語りませんでした。それは現実的なヒントで終わっていました。

平均への復帰を思い出してください。今日の暑さは、明日のような暑さにはなりません。

株式市場は、長期的には基本的な利益に戻ります。群れに従わないでください。

時間はあなたの友人で、衝動はあなたの敵です。

化合物の関心を利用し、市場のサイレンの歌に魅了されることはありません。

それは、彼らが急落した後に株式が急騰して売れた後にあなたに買収することを誘惑しているだけです。

9.『人と企業はどこで間違えるのか?―成功と失敗の本質を探る「10の物語」』ジョン・ブルックス

人と企業はどこで間違えるのか?---成功と失敗の本質を探る「10の物語」
ジョン・ブルックス 須川 綾子
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 21,736
1991年、ビル・ゲイツはバフェットに彼の好きな本を尋ねました。

バフェットは、マイクロソフトの創設者に、ジョン・ブルックスのニューヨーク物語を綴った『人と企業はどこで間違えるのか?』のコピーを送りました。

ゲイツはこの本は、勝利するビジネスを構築するための原則は一定のままであることを思い出させるものであると述べています。

彼は次のように書いています。

「一つの事として、全ての事業に不可欠な人的要因がある」

「完璧な製品、生産計画、マーケティング・ピッチを持っているかどうかは関係ありませんこれらの計画を率先して実施するには、適切な人材が必要です」

この本は、近年メディアの愛する本となっています。

スレートは、それが「億万長者の為のイヌハッカ(猫を興奮させる物質が含まれているマタタビのようなハーブ)」と書きました。

10.『投資家のヨットはどこにある?─プロにだまされないための知恵』フレッド・シュエッド・ジュニア

「これまでで一番面白い投資についての本だ」ウォーレン・バフェットは2006年株主手紙の中でそう宣言しました。「これは、主題について多くの重要なメッセージを載せているよ」

最初、1940年に出版された本書は、銀行家や仲買人のヨットを見たニューヨーク訪問者の話からタイトルを取り、顧客がどこにいたのかを聞きました。

明らかに、彼らには余裕がありませんでした。財政的なアドバイスを提供している人々はアドバイスに従った人々よりも優れた立場にありました。

この本は未曾有の知恵とウォール街について興味深い逸話で満たされており、今でも魅力的です。

11.『ケインズ 説得論集』J・M・ケインズ

ケインズ 説得論集
J・M・ケインズ
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 248,121
伝説の経済専門家によるこの収集本は、ほぼ一世紀前に出版されて以来、財務諸表の定番となっています。

バフェットの意見では、この本を読む事が必要です。

「ケインズを読むことで、証券や市場についてより賢くなるだろう」と、1989年に優秀投資家が要約しました。「大半の経済専門家が同じ物を読んでいるとは思えない」

この本には有名なエッセイ「私たちの孫のための経済的可能性」が含まれており、ケインズは今の世代が週15時間しか働かないと予測していました。

この書籍はオンラインでも読めます。

12.『マネーと常識』ジョン・C・ボーグル

マネーと常識
ジョン・C・ボーグル
日経BP社
売り上げランキング: 213,850
2014年の株主手紙で、バフェットはほとんどの財務顧問の助言を聞いてこの本を読むことを勧めました。

ヴァンガードの顧客と協力してきた彼自身の経験に基づいて、ボーグルはインデックス投資を利用して富を築くのを助けました。

ファンはそれが退屈ではないと言い、統計とチャートは逸話や助言とバランスが取れていると言った。

13.『Poor Charlie's Almanack: The Wit and Wisdom of Charles T Munger』Peter D. Kaufman(洋書)

Poor Charlie's Almanack: The Wit and Wisdom of Charles T Munger
Peter D. Kaufman
Donning Co Pub
売り上げランキング: 291,622
バークシャー・ハサウェイの副会長である、チャーリー・マンガ―のこのアドバイスの収集本は、2004年のバフェットの手紙で究極の声援を得ました。

「チャーリーがベンジャミン・フランクリンの生まれ変わりなのかどうかについては、奨学生たちが長い間議論してきた」とバフェットは書いています。「この本は問題を解決するはずだ」

本書にはマンガ―に関する経歴や、マンガ―がバークシャー・ハサウェイの会議等で行った投資と会合に関する彼の哲学の要旨が掲載されています。

そのような話の1つは、「人の誤った判断の心理学」と呼ばれ、投資家を巡る認知的な罠についてマンガ―が書いています。

14.『投資で一番大切な20の教え―賢い投資家になるための隠れた常識』ハワード・マークス

投資で一番大切な20の教え―賢い投資家になるための隠れた常識
ハワード・マークス
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 4,514
オークツリー・キャピタルの会長および共同創設者のマークスは、2011年バロンのレビューに書かれているように、彼がこの本を書くために引退するまで待つことを意図していました。

しかし、バフェットはマークスの顧客のメモを賞賛し、マークスが早急に本を出版する場合には、ダストジャケットを書くように提案しました。

バフェットによると結果は「希少性のある、有用な本だ」と述べました。

マークスは、投資家が自分の判断に重点を置いて、自分のミスと彼が学んだことを重視して成功を達成するのを助けることを目指しています。

15.『Dream Big (Sonho Grande)』Cristiane Correa(洋書)

コレアは、2013年にHJヘインズを買収したバフェットが入社した投資会社、3Gキャピタルを設立した3人のブラジル人の話をしています。

バフェットは、2014年のバークシャー・ハサウェイ株主総会で本書を推薦しました。

ニューヨークタイムズのインタビューによると、コレアは現在の成功の道を切り開いた能力開発とコスト削減という3Gの経営スタイルの主な原則を強調しました。

「彼らは人を信じ、チームを働かせているわ」と彼女は述べました。

16.『First a Dream』Jim Clayton(洋書)

First a Dream
Jim Clayton Bill Retherford
Fsb Pr
売り上げランキング: 340,181
ジム・クレイトンはテネシー州で分益農民の息子として育ち、最終的には米国での最大の生産者およびプレハブ住宅の製造者であるクレイトン・ホームズを発見しました。

バフェットはクレイトンの自伝を2003年にクレイトン・ホームズに投資するように促しました。彼の2003年の株主手紙で、彼はテネシー大学の学生から彼に贈られた本だと書いていました。

バフェットは、どのくらい彼がこの本を楽しんでいるかを学生に語り、ジムの息子であるCEOのケヴィン・クレイトンに賞賛を直接捧げるように促しました。

「その後すぐに、私はジムの本、クレイトンの公的金融であるケヴィンの私の評価と、後に購入した家屋の小売業者、オークウッド・ホームズからの「悩ましい迷惑」を買収した彼の経験だけに基づいて、ビジネスの提案をしたよ」

ファストカンパニーがバークシャー・ハサウェイとクレイトン・ホームズの間の取引がそれよりも少し複雑であると報告したことは注目に値します。

クレイトンは、彼の「豊かにするために」の話で、現在の意欲的な起業家のビジネスとリーダーシップに関する教訓を共有しています。

17.『ウォール街の大罪―投資家を欺く者は許せない!』アーサー・レビット

ウォール街の大罪―投資家を欺く者は許せない!
アーサー レビット
日本経済新聞社
売り上げランキング: 178,194
バフェットの2002年の株主手紙では、「会計と基準と監査の質が近年どのように低下したか」について説明しています。

具体的には、アーサー・アンダーセン会計の崩壊を挙げています。

「この厄介な事件の詳細は、レビットの優れた本『ウォール街の大罪』にに関連している」とバフェットは書いている。

元米国証券取引委員会委員長のレヴィットは、実りある逸話だけでなく、日々の投資家がウォール街から身を守る方法を提供している。

18.『核テロ―今ここにある恐怖のシナリオ』グレアム・アリソン

核テロ―今ここにある恐怖のシナリオ
グレアム アリソン
日本経済新聞社
売り上げランキング: 378,390
ハーバード大学の近代的なジョン・F・ケネディー・スクールの創設者であるアリソンによれば、我々の政治戦略を変えない限り、米国に対する核攻撃は避けられないと記述しています。

彼は、新しい国際安全保障秩序は「3つのNO」に基づいて作られなければならないと言います:ゆるい核の無くし、新しい核を無くし、そして新しい核の無い国を目指していました。

2004年の株主手紙に、バフェットは、これを「私たちの国の安全を考える人たちには絶対に読んでほしい本」と呼んでいます。

19.『The Making of the President 1960』Theodore H. White(洋書)

The Making of the President 1960 (Harper Perennial Political Classics)
Theodore H. White
Harper Perennial
売り上げランキング: 72,584
2016年のポリティコ・プレイブック(Politico Playbook)のインタビューにて、バフェットは政治的書籍、特に1961年に出版されたこのピューリッツァー賞を受賞した個展を読むのが大好きだと述べました(ホワイトはまた3つの続編を出版した)。

ホワイトは、ジョン・F・ケネディが最終的に優勝した大統領選挙のための1960年のレースを記録にとどめています。

細部への注意と候補者の個人的な闘いに、この本は、以前は一度も見たことがなかった政治報告の様式を小説のように読むことができます。

ウォール街ジャーナル紙によると、政治記者のデビッド・M・シブマンは、この本は「おそらくすべての時間のうち、20世紀のもっとも影響力のある政治記録として際立っている」と述べました。


20.『Limping on Water』Phil Beuth(洋書)

バフェットの2015年の株主手紙からの勧告は、フィル・ビースのキャピタル・シティー/ABC テレビでの40年の仕事の話を伝えています。

脳性麻痺に悩まされた男の子、彼の終わりを迎えるために苦労している家族からのトップメディアに至るまでのビースの旅を語っています。

バフェットは、彼の本を次のように評価しました。

「キャピタル・シティーは、驚異的な財務実績を伴う倫理的企業のゴールドスタンダード(確立した検査法や手法)を永遠に代表するであろう。トム・マーフィーとダン・バーク(元キャピタル・シティ/ABC-TV実行者)は、この二つの成果の建築家だ。フィル・ビースはこの素晴らしい物語を見るためにあなたに良い席を与えている」

21.『バフェット 伝説の投資教室 パートナーへの手紙が教える賢者の哲学』ジェレミー・ミラー

バフェット 伝説の投資教室 パートナーへの手紙が教える賢者の哲学
ジェレミー・ミラー
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 99,569
バフェットの2015年株主総裁からのもう一つの勧告であるウォーレン・バフェットの手紙 - 特に、1956年から1970年の間にバフェット・パートナーシップ・リミテッドを管理しながら彼がパートナーに送った手紙をまとめたものです。

読者は、バフェットが伝説的投資家のベンジャミン・グレアムの教えから投資戦略を構築した経緯を垣間見ることができます。

バフェットは、ミラーの作品に素敵なレビューを与えてくれました。

「ミラー氏はバフェット・パートナーシップ・リミテッドの経営を調査、解体し、バークシャーの文化がBPLの原点からどのように進化したかを説明してくれた素晴らしい人物だ。投資理論と実践に魅了されれば、この本を楽しむことができる」

バフェット推薦の書籍はとても興味深く面白そう!


洋書が多いのが少し気になりますが、どの本もとても興味深く面白そうだと感じました。

私は「バフェットからの手紙」「証券分析」「伝説の投資教室」「投資で一番大切な20の教え」は既に持っていて、読んでいます。

バフェット推奨の他の本も早速、片っ端から読んでいこうと思います。