Tasogare
nurcissist
ザ・エンド
異次元
無期停学
その甘美な響きは
期限がなく、学校が登校しなさい
という指示が無ければ
延々と自宅待機をさせられる
自宅に待機する際には
反省の意味を込めて
指示された内容の
レポートを延々と書くことになる
定期的に家庭訪問してくる教員に対し
誠意を見せなければ
無期の懲役からは解放されない
出席日数が足りないと
留年、もしくは自主退学に
追い込まれるという
最悪の結果に
なるからだ
普通の子ならば
これに懲りて、二度としないと誓う
だがここには
その一般常識が通じない
異次元の漢が
存在する
若かったあの頃
たまり場である
JYUZOU宅での
何気ないやり取り
満貫事件
本日は
その満貫事件の
後日談である
tough boy
JYUZOU
2回目の無期停学
実は次
３回目の無期停学もらうと
学校退学への
リーチ
・・・・。
ところで十ちゃん
珍しくノートになんか書いてるけど
なんの勉強してるの？
ああ、これね
タバコの喫煙に関する
レポートなのよ
例えばね、タバコ2〜3本をコップ
1杯の水に溶かしてそれを飲むと
人は死ぬらしいの、タバコって
怖いよね
なるほどね、
あーでも右手にボールペン持って
ノートにタバコの危険性を
書きながら
左手でタバコを持って
プカプカしてる姿は
シュール過ぎて笑えるよ。
なかなか見ない光景ね
よく言ってくれるよね
そういう意味では
タロさんは酔っぱらったら
面倒くさがって
人のまだ飲みかけの缶に
タバコの吸い殻を入れるから
俺、何回もタバコ入りの酒を
タロさんに飲まされてるんよ
俺を殺す気でいるの？
うー。。
確かに酔っ払いすぎると
いっつも酒をこぼして
テーブルからこたつから
ぐしょぐしょにしてしまって
それはごめんなさい
それだけではないよね
家の中で花火するのはダメだけど
人の家の2階から
ロケット花火を打ち上げて
隣の家を越えて
道路に落下させるのも
やめてよね
すみません
それもごめんなさい
それだけではないよね
爆竹を箱ごと、こたつ横のゴミ箱に
投げ入れて蓋をしたら蓋が飛び上がって
こたつの上で連続して
破裂したでしょ。
しばらく爆発音が鳴り響いて
お陰で部屋が煙で
真っ白になったやん
おばあちゃんが来てびっくり
してたでしょ
ある意味たそがれより
酷い事やってるよアンタ
長崎の
ランタン祭りかよ
すみません
もう家の中で花火はしません
それと十ちゃんの友人ヤンキーを
調子乗らせてこないだ
急性のアル中にしたのも
ごめんなさい
仮 トサカ頭
あれは面白かったね
俺が連れてきたヤンキー、
アイツ地元では結構な有名人で
そこそこの奴だからねw
初対面でタロさんがトサカ
カッコいいねって
褒めて褒めてほめ殺ししながら
酒、何杯飲ませたっけ？
俺は強いゾ～
トサカが飲みかけてた
ファンタのグレープ味に
タロさんは痰を入れたでしょ？
酔っ払って人の飲みかけの缶に
痰は入れたらダメやん
なんかぶどうの果肉が入ってると
かいいだして
タロが間違って痰を入れたって
いうモノだから急に気分が悪くなって
吐いてたよね
果肉（痰）入り
FANTA
あれ？
ファンタって
果肉入りだっけ？？
それからトサカ、
逃げ出すように
押し入れに入ったから
笑いながら押し入れの隙間から
キンチョール噴射してたね
顔が紫黄色になって
出てきたでしょ
う～～
あれも、よく考えてみたら
もう少しで死んでたかも
しれないっす
あの時さあ
やっていい事と
悪い事の判断がついたね
勉強になった
トサカまだ寝るなと
寝せなくてそれから
わざとタロさんと組んで
カードゲーム負けさせて
何杯飲ませたっけ？
焼酎大ジョッキの
一気飲みはワロタね
スプライトのカラびんに
コッソリ焼酎を入れてて
大ジョッキを飲み干した
トサカヤンキーに
ほれ、スプライト飲みな
って渡したら
それまで酒しか飲んでなかったから
嬉しそうにお礼を言いながら
スプライトと入れ替えた
焼酎をまた
そのまんま
1リットルくらい
一気に飲んだよね。
途中変な顔して止まったけど
一瞬、バレたかと
焦ったけど
酔いすぎてて判断が
つかなかったらしい・・
それからまたグビグビ飲んで
やっと気付いた時には
口から噴き出すように
マーライオン
滝のように流れる
嘔吐物
なかなかの
剛腕を調子に載せて
潰す漢達
あれ以来
彼はJYUZOUの家に
来なかったね・・・
ヒトんち
ゲロの海にしといて
さんざんやってくれたね
タロさんは悪ノリが
ヒドイ
キンチョールと
アルコールで
騙し打ちで
泡ふいて、唸り続けて
あれは救急車レベルだった
急性アル中とは
こういうのを言うんだなと
社会経験をした２人
そんな日常の中で
ちょっとしたJYUZOU少年の
心に深い傷が入った事件
勃発
異次元
その男の名は
JYUZOU
てへっ。ぺろ
SIDE-B
大阪＠十三の
守護神
そんな人情居酒屋の主人は
中学生の頃
花火大会の
最中
人ごみの中を
パトカーに乗せられて
まるで芸能人の
スキャンダルのように
まあ、めだつめだつ
罪状は・・・
結局 誤認識の上の
逮捕
当時１４歳にも
なっていないのに
大人のおっさん顔なので
小学生を誘拐したと
勘違いされ
（隣のウチの子供）
ごった返す花火会場の
広い敷地の中を
大注目を
浴びながら
パトカーで署まで
強制連行
そんな規格外の
ルックスをした彼が
引き起こす
高校時代の
笑える
トラブル
SIDE-B
第三夜
満貫。
おまたせ
本編へ続く