母が入院する。


わたしがまだ3つぐらいの頃のある朝。

ふとんが血の海になっていた。

母はそのまま病院へ。


数日後。

母は、弟を産んで帰って来た。


数年後。

その時の輸血が原因で、C型肝炎の宣告を受ける。


C型肝炎は、ほっておくと肝硬変→肝臓がんになったりする。

治療はインターフェロンの投与。

ま、抗がん剤みたいなもんですね。


2週間の投与で、入院が必要なのは、どんな副作用がでるかわからないから。

うつ病になる人もいるらしくて、弟はインターフェロン自体反対みたいなんだけど。

たしかにねー、最近父もこわれ始めてるので、ふたりしてこわれたら困ります。


そもそも、この病気って、生活習慣病とかみたいに、自分に責任あったり遺伝だったりではなく、

薬害エイズと同じ位置にある。

なのに実費。

最近はある程度の保険が適用になったらしいけど、それでも治療費高いし、更に「悪化」しないと保険使えないとか、いろいろ制約がある。


理不尽極まりない話でしょ?


責任の所在が明らかなのに。


裁判おこしてる患者さんもいるみたいだけど、相手は国。

そんなの、横田めぐみさんのご両親みたく、生涯そのためだけに生きる決心しなきゃ絶対ムリ。


だから泣き寝入り。

一番してはいけないことだけど、仕方ない。

そんなことに怒って生きるより、楽しいことたくさんした方がいいからね。

まあ、今はとにかく、治療が成功してくれればいんだけど。