今引きこもり人口で一番多いのが、
20歳前後の若者たちです。
彼らのほとんどが、長い不登校の後に、
病気と告げられています。
病名を告げられたら基本的には医者任せ。
そこで、薬によって
社会生活に復帰できるのであればいいのですが、
残念ながらそうはいかないケースがほとんどです。
事実、
推計では、18~40歳の引きこもり生活者は、
なんと35世帯に1世帯の割合だとされています。
たしかに、
一時は様子を見る必要はありますが、
その時の的確な対処がなければ、
彼らはまゆのまま一生過ごすどころか
幼虫に逆戻りすることにもなりかねません。
一生引きこもることになるかもしれないのです。
意味のないアドバイスが
とても害となっているのです。
の続きです。
●心から発する言葉は受け入れるでしょう。
●お母さん、明るく笑顔で。
●自信が持てる事を見つけると良い。
●父親との交流の時間を持つべき。
こんなアドバイスは当たり前すぎて
誰も反論はできません。
本当はその先が聞きたいのです。
●母子登校を続けてください。
ご家族から考えると、
母子登校や保健室登校は
学校に近づいているように
感じられるのかもしれませんが、
それは幻想に過ぎません。
これが登校刺激として
彼らに過度な緊張状態を
もたらすことがほとんどです。
この状態から
自発的に登校するようになる事は
とても稀なことだと思います。
●ある時期から突然、親から離れるパターンもあります。
●おかしいですね。お母さんの力だけで
普通は何とかなるものなんですけどね。
●病院にいかれてみたらどうですか?
何もできないことを認めないための
責任転換の言葉です。
これでは話になりません。
接し方や生活上の工夫も大切なことですが、
大事なのは本人の情緒が安定すること、
脳の性能が元に戻ることです。
本当はその道筋が一番聞きたい事ではないでしょうか?
漢方の宮崎薬局
からだにおせっかい