胃腸炎などで、

おなかに熱がこもっている人が

その熱を出そうとして下痢を起こしている場合、

そんな時に使う漢方薬の代表が黄芩湯です。

黄芩湯(おうごんとう)は、

芍薬甘草湯に黄芩と大棗を加えたもので、

胃腸炎による下痢にはまずこれを考えるといいでしょう。

黄芩はシソ科のコガネバナの根っこです。

健胃、消炎、解熱、鎮吐、止瀉の作用があります。

健胃に使うとは言っても、

乾姜などとは違って、胃アトニーには使えません。

冷えて動きがおかしくなったのとは逆で、

炎症によって胃が弱っている場合に使う生薬なんですね。

だから、普段から

「冷たいものが嫌い…」という人には

あまり向きません。

大棗はナツメの果実で味は甘く、

強壮、緩和、鎮静のはたらきがあります。

この黄芩湯は、

胃腸カタル、急性腸炎、大腸炎、消化不良症などの、

急性病にもつかいますが、

だいたいは急性ではない症状に使います。

もともとから胃がおかしい人というわけです。

 

普段から冷たいものや冷房が好きで、

たまに下痢をするという人は、もしかしたら、

この黄芩湯で胃腸の不要な熱を取り去ると、

あんがい調子良くなるかもしれませんね。

 

 

漢方の宮崎薬局

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