痙攣の痛みに芍薬甘草湯

芍薬甘草湯は芍薬と甘草という

たった2種類の生薬の

組み合わせからは想像できないほど、

様々な筋肉の痛みに使われる処方です。

 

芍薬甘草湯は

芍薬4g、甘草4gを合わせて煮詰めたもので、

芍薬は状態に合わせて8gまで増やされることがあります。

芍薬はボタン科の植物で、使う部位は根っこです。

芍薬には大きく分けて2種類あります。

白い色をした白芍(ハクシャクもしくはビャクシャク)と、赤い色をした赤芍(セキシャク)の2種です。

芍薬の根の皮を剥いで使ったものが白芍で、

皮を付けたまま使うものを赤芍と言います。

実は、

皮つきの赤芍と皮を去った白芍では、

成分を調べてみると、相違点が多いんですね。

ですから作用も異なってきます。

白芍も赤芍も鎮痛作用、鎮痙作用を持っています。

ところが

白芍には鎮静剤としての作用が大きく、 

赤芍には月経を整える作用や、

血のめぐりを良くする作用があります。

ただ、からだがあんまり弱い人は赤芍を使うと、

ひどい貧血を引き起こす恐れがあるので使えません。

 

芍薬甘草湯には

赤芍が入ったり白芍が入ったりしますが、

そのどれを使うかは、体質によりけりなのです。

 

芍薬甘草湯は、

主にどういった症状に用いられるかというと、

手足の痛みや腹痛に効きます。

病名で言うと

筋肉の痙攣、腸筋の痙攣、

坐骨神経痛、胃痙攣、

腎臓結石による痙攣痛

などです。けっこう広範囲ですね。

 

こんな単純そうに見える漢方処方ですが

今までたくさんの人の痛みを取り除いてくれた

感謝すべき処方なのです。

 

 

漢方の宮崎薬局

https://www.miyazaki-y.jp/