甘草湯は窮迫症状に!

甘草湯

甘草湯は、甘草8gから成り立つ方剤で、

使われる生薬は甘草一味だけです。

甘草というのは薬草の名前です。

マメ科の多年生の植物で甘い味がします。

用いる部分は根っこなんです。

これを煮詰めますと

甘草湯という処方になります。

実はこの甘草湯は、ほとんどの漢方方剤の

基本になっている処方なんですね。

 

甘草湯は何を治すのかというと、

主に窮迫症状です。

 

「傷寒論」には、

少陰病という病気に罹って

2~3日して喉が痛めば

甘草湯を与えたらいい

と書かれています。

しかし、

実はこれらはあまり考えずとも、

何病とか体質とかは関係なく、

のどが痛ければ、甘草湯を飲めばいいわけです。

甘草の主な作用というのは緩和作用です。

からだのいろいろな緊張した症状に対して

これらを緩和させる作用があって、

体質に関係なくほとんどの症状に使えます。

 

のどの痛み、痙攣性の咳、

筋肉の急激な緊張による痛み、

胃痙攣、胃痛、緊張からくる胃潰瘍、の痛み、

などが治せます。

瓶に詰めて、チビリチビリとのどを潤すように飲むと

たいていののどの痛みは治ります。

ことに喉の使い過ぎの方は助かります。

いろいろな漢方の方剤の中で甘草は大体2グラムくらい入っていますが、この甘草湯という処方は甘草だけで成り立っているので、一気に8グラムも使われます。基本の処方だけに際立っていますね。

 

 

漢方の宮崎薬局

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