C'est mon Ami(それは私の恋人) | 月と音の丘の放送局

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宝塚歌劇の使用楽曲を紹介しているサイト「月と音の丘の仲間たち」のブログです。
音楽に関することを中心に思ったことを書いていけたらいいなと思います。

こんにちは。
今日は宝塚の印象に残る楽曲を紹介しようとする企画の、調子に乗って第2弾。

春と言えば初舞台、初舞台といえばラインダンス。
今年は「A Pretty Girl Is Like a Melody(美しい娘はメロディに似て)」の曲にのせてのラインダンスでしたね。

ということで今回はロケットで印象に残っている曲を書きたいと思います。
これは・・・先日の雪組の「FLOSEN HOLIDAY」も素晴らしかったし、色々あるのですが・・・作曲者の意外性ということもありこの曲にしたいと思います。

C'est mon Ami(それは私の恋人)/作曲:マリー・アントワネット

そう、アントワネット様作曲の曲!であります。
宝塚では2006年雪組「ベルサイユのばら-オスカル編-」のロケットで使われてました。
フランス人形のやつね。

アントワネットは作曲をしており、自ら作曲した曲が何曲か現代まで伝わってます。
フランス革命の混乱で失われ現代には伝わってないものもあるらしいですが。
Wikipediaによるとオーストリアでの少女時代にグルックという有名な作曲者に音楽を教わっていたことが影響しているらしいです。
グルックは「仮面のロマネスク」でダンスニ-とセシルが歌ってる曲の作曲者・・・というとわかりやすいかもしれません。
現代に伝わっている曲の中にはアントワネットの作品かどうか疑わしいというものもあるらしいのですが、この「C'est mon Ami(それは私の恋人)」はアントワネット作曲の曲の中では一番有名な曲です。
7年位前だったかな?アントワネットの肖像画やらフェルゼンとの手紙やら色々展示された大規模な展示会があり行ったのですが、そこでもBGMとして流れてました。
この曲かわいくて気に入ってます。
確か歌詞もすごくかわいらしい感じだったかと。(ググると出てきます)

2006年の「ベルサイユのばら」はアントワネットの生誕250周年を記念しての再演であったため、アントワネット作曲の曲が使われました。
星組の方はアントワネット役の白羽ゆりさんが歌う1曲だけでしたが、雪組はフィナーレナンバーの多くがアントワネットの曲でした。
次の雪組はベルばらの再演なので、ラインダンスでまたこの曲を使ったりしないかな~と思っていたりします。
今回は宝塚初演50周年を記念した再演だから、オーソドックスなものとなればラ・マルセイエーズになる可能性が高そうですけどね。

そうそう、アントワネットの曲はベルばらの漫画の原作者である池田理代子先生がアルバムにして出版しており、昔は試聴できていたのですがいつからか試聴できなくなったんですね。
なので、長らく複数の人のアルバムにある「C'est mon Ami(それは私の恋人)」だけリンク掲載をしていたのですが。
今回記事を書くにあたり調べた所、全部ではないですが一部の曲について試聴先が見つかりましたので本日HPを更新してます。
興味のある方はそちらも聞いてみてくださいね。