ふだんなかなか見ることのない、プリンターの中を見てみましょう。
内部空間のかなりのスペースは、廃インク吸収体で占められています。
灰色っぽく見える部分にインクが浸みています。
中央に白く見える部分は、板状の吸収体が積み重ねてあります。
下のものほど色が付いていて、たくさんインクが浸みていることがわかります。
吸収量が増えるにつれ、少しずつ上部に浸みあがっていくのですね。
全体に浸み広がっていくと、やがてこれ以上吸収できないという状態になります。
そうなると、修理扱いで吸収体を交換する必要があります。
写真のプリンターは、8年ほど使ったものです。
まだ2~3年は持ちそうでしょうか。
もちろん、使用頻度によってどれだけ使えるかは変わります。
ヘッドクリーニングの際発生する廃インクを吸収させるものなので、印刷枚数に加え、
電源投入の回数にも影響されるのでしょうね。
なお、色の付いた部分は軽く触るだけで手が真っ黒になります。
なにしろぬれぞうきんのような状態ですから。