ジャンル:ギャグ
所要時間:約20分


人数:3人(全て不問)
ー登場人物ー
バイト:不問 (おちゃらけたお馬鹿なバイト)
店長:不問 (ぬけた天然店長)
客:不問 (突っ込まざるを得ない客)


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バイト「へいらっしゃあああい!!!」


店長「ちょっと元気すぎるような気もするけどなぁ…」


バイト「でも、店長がこの前言ったんですよ??もっと元気よく挨拶しろって…」


店長「え…そんな事言ったっけ?」


バイト「いいましたよ!?808<やおや>なので元気よく!って。私はその言いつけを守ったのです!偉いぞ~自分!!」


店長「あ~…なら仕方ないか!確かに君は、元気とやる気に満ち溢れてる!!良い事だよ!!うん!素晴らしい(拍手)」


バイト「ですよねぇ?へへ、褒められちゃったあ褒められちゃったああ!いぇい!!」


店長「よしよし、偉いぞぉ!その調子で頑張るんだよ?」


バイト「はあああああい!!!」



(カランカラン)
客が入店



店長「おっ、お客様がいらっしゃった!ほら、君も私に続いて元気よくご挨拶ー…」


バイト「らっしゃいらっしゃい!!やっすいのもありやすよおお!!(手を叩きながら)」


客「うわぁ?!びっくりしたなぁもう!!ここ喫茶店だよね?!何その八百屋みたいな挨拶!!」


店長「も、申し訳御座いません!!まだ研修中なものでして……店長からも、この通り!!このとおおおおおり!!(土下座)」


客「いやいやそこまでしなくても店長さん!!でもまあ、元気なのは良い事だけど…もう少し…ね…うん…」


店長「そうなんですよ!!ご覧の通り、元気とやる気に満ち溢れておりまして!!私は、この子の様な人材を探していたんですよ!!ねー??」


バイト「ねー!!!!!」


客 「いやいや!!ねー!じゃねえんだよ!!!やる気と元気に満ち溢れ過ぎで、喫茶店の雰囲気ぶち壊れもいいとこだぞ?!?あと、やすいのもあるよぉって手を叩きながら言うな!!!ここは八百屋か!!!」


店長「え、駄目ですかね?元気があって私は素晴らしいと思うのですが…」


客「店長?!?貴方店長ですよね?!ここ喫茶店!!わかる?!きっ!さ!て!ん!」


店長「ええ、ここは私の経営する喫茶店、808<やおや>で御座います。」


客「店の名前まさかのやおや?!?!ややこしい名前をつけるなもう!!はぁ…疲れた。…とりあえず席に案内してもらえるかな?」


店長「ほら、頑張って!!ちゃんとお客様をお席にお通しするんだよ?」


バイト「はああい!! お客様あああ、1名様でございやすねええ?!こちら窓際のお席にどうぞおおおおおお!!はあああい1名様はいりやあああす!!せーの?」


店長「1名様窓際はいりやああああす!!」


客「ここほんとに喫茶店?!煩いなあ…もう少しテンション落としてよ……よいしょっと。ふぅー、やっと席に着けた。さて、何にしようかなぁ…」


バイト「お待たせ致しやしたあああ!!こちら、ごく普通の水で御座いまあああす!!」


バンッと音を立てて水を置くバイト。


その勢いで水が零れる。


客「うぉ!?!!おいびっくりするだろーが!!そっと置くんだよそっと!!!そんなんも分かんねーのか!!ほら、水零れてるし!!」


バイト「す、すいやせん!!!すいやせん!!!!」


客「極道か!!!!……もういいから、注文していい? 」


バイト「え…それはちょっと……」


客「はい?!?いや、ここお店だよね?!?何で?!ここは店員のタイミングじゃないと注文出来ないの?!?」


バイト「出来ないことも無いのですがあああ!!」


客「じゃあオーダーとろうか?!?」


バイト「はあーい……ちぇっ」


店長「お客様困ります…うちの従業員の機嫌を損ねさせないで下さい…」


客「え??待って悪いの私?!?バイトじゃなくて、この私?!?」


バイト「ちょっとお客さん?早く注文して貰わないと困りますうう」


客「あああああ!!何だこの店!!!!ミックスサンドとウインナーコーヒー頼みたいんですけど!!!!」


バイト「かしこまりやしたああああ!!うおおおいミックスいっちょう!!ウインナーいっちょう入りやしたあああ!あざっすうう!!!」


店長「かしこかしこまりましたかしこ~!!」


客「ここは居酒屋か!!!ったく!!!」



20分後……




客「すいませーん!!!!あの!!さすがに遅すぎませんかね?!?!」


バイト「(ワンフレーズ好きな歌歌ってください)」


客「肘ついて歌ってんじゃねえよ!!ミックスサンドとウインナーコーヒー…まだ??流石に遅すぎない!?」


バイト「わあああ!びっくりしたなあもう!!人が気持ちよく歌ってたのに!!」


客「はあ?!?仕事放棄して歌ってんじゃねーよ!!!こっちは注文したもん待ってんの!!!ねえわかる?!?待たされてんの!!」


バイト「に、人間なぁ!!忘れちゃうことだってえ…あるんですうううううだ!!いー!!」


客「お前はガキか!!!!とにかく、早く持ってこいよ?!?」



暫くして…



バイト「お待たせ致しましたあああ!!ウインナーコーヒーでございまあす!」


客「サザ〇でございまあす!みたいに言うな!!!ったく……ん?」


バイト「ん??」


客「……なあ……私はウインナーコーヒーを頼んだよな???」


バイト「そうですねえ!頼まれてました!!」


客「これはなんだ!!!何でコーヒーにウインナーが浮いてるんだ!!!!」


バイト「え?だってウインナーコーヒーって言うからぁ……ううっ…お昼のおかずのウインナーを…ううっ…分けてあげたんじゃないですかあ……うあああ…うう…うっぐ…」


店長「人の為に自分の物を分け与えるなんて…!!なんて良い子なんだああ涙」


客「いや店長あんた何言ってんの?!?ウインナーコーヒーはクリーム乗ったやつだよ!!!ウインナー入れてどうすんだよ!!!!コーヒーに油浮きまくってるじゃん!!!!あああもう最悪!!!」


バイト「おっ……お客様ぁ……うぅっ…お待たせ致しましたぁあ…うああっひっく……ミックスサンドで御座いますうぅ……うぐっ…」


ローソ〇の袋に入ったミックスサンドを客に泣きながら差し出す


客「コンビニのサンドイッチを泣きながら袋ごと渡してくるな!!!あれだろ??お前のお昼だったんだろ?これも!!」


バイト「うっうあああっ…はいっ…ぐえっううう…」


客「わかったわかった泣くな!!!有難く頂きます!!!あ、美味しい。美味しいなあ、君がくれたミックスサンド!!」


バイト「ほ、ほんと……??」


客「美味しい美味しい!!!ウインナーコーヒーも……ぐっぐっぐっ…ぷはあああ!!ほら、ほらのんだ!!!ああ美味しかったなあああ!涙」


バイト「でも…まだウインナー…のこって……うあああああ」


客「……わわわわ忘れてたんだよ!!ほ、ほら!!ウインナー食べちゃおーっと…んんっんぐっ…おふっ…お…美味しいウインナーだなあああ涙」


バイト「やったあああ!!へへ、そうでしょそうでしょ?!?店長おおおお、ちゃんと接客できたよぉぉぉぉ??あとはお金巻き上げるだけでえ!!!」


店長「元気よく頑張れたね!!偉いぞお!!よし、お金まきあげておいで!!!」


客「金巻き上げるって言い方な?!?うえっ……ウインナーコーヒー吐きそう……」


バイト「ミックスいっちょおお!!ウインナーコーヒーいっちょおおおお!!合計でぇえ!な、ななななんと!!!!2980円と大変お得なお値段となっておりまあああす!!…おら、さっさと寄越しな?兄ちゃん!」


客「ああ?!何でそんなに高いんだよ!!おかしいだろうが!!!俺はぜってー払わねえぞ!!誰が払うか!!!」


バイト「うわああああん店長ぉおお…巻き上げさせてくれないですううう…んぐっ…ううっ…怖いよおおお」


店長「よしよし。君はよーく働いた!頑張った!!偉いぞー!!私が一肌脱ぐから、傍でよ~く聞いて見ているんだよ??……あ、もしもし警察ですかぁ?…あ、はい。そうなんですうう。御来店なさったお客様がですねぇー、お代もお支払いせずにぃーうちの従業員を脅迫ー…」


客「おいこら待て待て待て待て!!!!!何してくれちゃってんの?!?!なんで私が通報されてんだよおかしいだろ!!!てか、先に脅迫してきたのそっちのバイトな?!?!」


店長から電話を取り上げる客


店長「ああっちょっと!!」


客「貸せ!ったく……あ、申し訳御座いません…今お支払いして帰る所ですので…あ、はい!はい…ご迷惑おかけ致しました…はい。それでは、失礼致します!」



店長に携帯を返す



客「ほらよ、ったく!とんでもねえ店長とバイトだな!!!」

店長「ぶう!!折角良いとこだったのにさぁ!あーあ!!君のせいで台無しだよ!!あーあ!!」

客「こっちが色々と台無しになるとこだったんだよ!!!!!!…ほら、これ2980円!!!!もうぜーっったいに通報すんなよ?!?ちゃんと払ったからな?!?! 」

店長「あああ…ありがとうございます!ありがとうございます!!」

バイト「やったああああああ!!!お前、馬鹿だけどいいやつだなああ!!自分だったら絶対払わないよ??」

客「色々台無しにされるよかましだ!!!てか何だ客に向かってその口の利き方は!!!!!!」


バイト「あざっしたああああ!またおこしくだしゃっせええええ(追い払う様に手を叩きながら)」


店長「あざっしゃっせえええええ(追い払う様に手を叩きながら)」


客「ああああああ!!ほんとなんだお前ら!!!!!客を追い払う見送り方があるか!!!こんなとこもう二度と来ねえよ!!!!!ばああああああああか」


ーおわりー


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有難う御座いました!