無庵日録 (1160) 銀婚記念の旅行 | 無庵日録

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 会津八一先生の「学規」を規範としたい。▲ふかくこの生を愛すべし▲かへりみて己を知るべし▲学芸を以って性を養うべし▲日々新面目あるべし

2024/04/25 (水)

 結婚25周年(1990年)記念に妻と青森県の八甲田山の麓にある蔦温泉を訪ねた思い出がある。5月GWに青森空港〜JR青森駅〜蔦温泉へバスで向った。ブナの新緑が映える美しい季節だった。

 

 この旅で出会った思い出深い出会いを思い出す。蔦温泉の湯は世界第2位の透明度と聴いた通り朝方に入った浴槽はまるで湯が入っていないほど澄み切っていた。

 

 朝食後に宿の近くにある蔦沼自然林の散策に出かけた。そこに咲いていた水芭蕉を、座り込んで顔を近づけてほめることが出来た花の姿を思い出す。

 

 翌日バスで奥入瀬渓谷の側を通り北上川のほとりに出た。そこに川魚を焼いている小さな店があった。「くき」と呼ばれた塩で固めて焼いた川魚をビールを飲んだことも忘れられない。

 

 この旅は自分史の49歳であったから33歳で転職して16年目であった。もう一度訪ねたいと思いながら、かなわないで早や34年も過ぎている。