無庵日録 (1143) 「所有論」という著書より | 無庵日録

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 会津八一先生の「学規」を規範としたい。▲ふかくこの生を愛すべし▲かへりみて己を知るべし▲学芸を以って性を養うべし▲日々新面目あるべし

2024/04/08

 先日の朝日に「所有論」という題名の著書が紹介されていた。「この身体も一時的な預かりもの」という見出しに、ふと思いだした本がある。

 

 杉本鉞子著「武士の娘」を読んだ時に受けた印象的な観方であった。「この身体は神様から預かっているものですから、いつも清潔にしていなければなりません」そんな場面だった。

 

 これを神道の教訓として身体と同様に住まいや職場も然りと思っていた。その影響で企業標語の5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾け)も受けとめていた思いもある。

 

 この本は当時の読書会で読んだ記憶がある。新聞にい載っていた「所有論」の紹介で思い出したが5Sの中でも特に整理整頓を必須としていた煩雑な開発営業を思い出して懐かしい。

 

 

 杉本 鉞子(すぎもと えつこ、1873年明治6年)- 1950年昭和25年)6月20日)は、日本の作家。大正末期に出版した英語による著書『A Daughter of the Samurai(武士の娘)』により、アメリカでの日本人初のベストセラー作家となる[1]コロンビア大学の初の日本人講師でもある。