無庵日録 (1111) 無思考の個性 | 無庵日録

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 会津八一先生の「学規」を規範としたい。▲ふかくこの生を愛すべし▲かへりみて己を知るべし▲学芸を以って性を養うべし▲日々新面目あるべし

2024/03/07

 歳を重ねないと頭で分かっていても本当に分からなかった事が幾つもある。その最たるは人生に何があろうと全て必然と受けとめる遺伝子の働きである。

 

 自分史を顧みて思うに、何かと考えて取組んだ行動よりも何も考えないで取組んだ行動の方が、良し悪しに関わらず自分らしい結果だったことに気付く、これも遺伝子の働きと思える。

 

 何かを考えて働く遺伝子の働きと、何も考えずに働く遺伝子の働きは五種類の遺伝子(優性・良性・従順・劣性・悪性)の個性のON/OFFにつながっている、

 

 人間は意識して考えて行動するか、無意識に考えないで行動するかによって個性の遺伝子のON/OFFにつながっている。つまり遺伝子の働きは無意識の本能と個性に関わっている。

 

 遺伝子の働きについては自分史から学んだ自分の自由さによる観方に他ならない。自分史には無意識の遺伝子の個性が行動した結果として自らの個性を伝えている。