八戸学院光星(青森)000 000 101 03=5
関東第一(東京) 000 010 010 01=3
延長11回タイブレーク
センバツ開幕試合からタイブレークというしびれる展開。八戸学院光星は1点ビハインドの9回先頭バッターが出塁し、何とか同点に追いつく。タイブレークの延長11回に3点を勝ち越し、エース洗平の力投に応えた。洗平は高1夏、高2夏に続く、甲子園3度目出場。
星稜(和歌山)010 100 002=4
田辺(石川) 001 100 000=2
田辺は21世紀枠出場校ではあるが、昨秋の県大会で市立和歌山、智弁和歌山の強豪を撃破した実力校。先制されるも2度追いつく粘りを見せたが、9回に力尽きた。それでも優勝候補星稜に堂々たる戦い。
星稜は昨秋の明治神宮大会で優勝し、今センバツでも優勝候補筆頭。むかし、21世紀枠に負け、末代の恥と言った監督がいたが、ひょっとしたら星稜、負けるのではと思った。
近江(滋賀) 001 000 000 0=1
熊本国府(熊本)001 000 000 1=2
延長10回タイブレーク
初日第3試合も延長10回タイブレーク。春夏通じて甲子園初出場の熊本国府が甲子園常連校の近江に勝った。延長10回満塁からサヨナラ暴投だったという。
星稜も21世紀枠の田辺にあわやという展開だったが、高校野球は分からないもんだな。恐ろしいとさえ思う。
今センバツ大会からバットは低反発、つまり飛ばないバットが使用される。そのためか、初日3試合でホームランはゼロ。3試合ともロースコアで、2試合が延長タイブレークだった。各校とも戦い方をもう一度確認、戦略を練り直すきっかけとなったのではないか。