顔が疲れてきているらしいです。
昨日の終演後、劇場から出るとそんな声をかけられました。

生活レベルで、あ〜あれもしなきゃな、これもしなきゃな〜
と考えているうちに小屋入り時間が近づいてきます。

芝居レベルでは、何ができていて、何ができていないのかを考えてます。
まあ、考えても答えは出ないのですが。

大聖堂の中の時計には、こんな地図がついてました。
日本が見える。

大丈夫なんだろうか、日本。


お客さんがセリフをよく聴いている。

役者が相手のセリフをよく聞いている。

「面白かった〜デュラスは昔読んだだけだったけど、もう一回読んでみる」
という劇場スタッフの感想を演出クリスティーヌが嬉しそうに話していた。

明かにフランス語話者ではない私のセリフにもみんな耳を傾ける。

セリフの意味はわかっているが、日本語のセリフをしゃべる時のような勝算が持てないので、圧力とニュアンスと方向性と音の高低と間を稽古で探り続け、でも最後は

「セリフよ届け!」

という強い願いとともに発する。

これが、実際当たった時が本当に嬉しい😃

当たったかどうかも、かなりわかりやすい。そこがこっちで芝居をする時の面白さでもある。

日本で芝居するときよりダイレクトな感じがしている。

当たったとき、相手の演技も当たり前のように変わるが、そのあと、袖に入った時にその場ですぐ誉めてくる。

でもそれは、私がちゃんとセリフを言えたことを喜ぶ、上からの視点ではなく、今、正に、舞台上で俺たち生き生きしたねという喜びの顔なんだと思う。

自分が喋るために必要なのはしゃべる相手で、だからしゃべってるだけに見えて実は、「よく聴いている」。

生き生きできないことをなんとかしようとするのより、生き生きできたことを広げ続ける。

そこだな。

そのベースは、どうすれば固定できるのだろうか。

そこがまだ、未発見。



今日が最後の休日。

昨日、ルクセンブルクから先輩ご夫婦が芝居を観に来てくれました!

そしてお昼をご一緒させていただきました。

「行きたいと思ってたけど行けてないとこある?」
と聞かれて、すぐに浮かんだのが、

メゾン・カメルツェル

魚のシュークルトが有名だとフランス人から聞いていたのですが、閉まる時間がはやく全く行けていなかったレストラン。


3種の魚のシュークルト。

口コミとは違い、店員も普通で、そして料理は美味しかったです。

芝居の話もあれこれと。

英語とフランス語の違い。

いろんな言語のお芝居を観たいと言っていたお二人の欲求と探究心に感動しました。

母国語でできる芝居の話はほんと楽しい。

食事が終わった頃に共演者のアランが、芝居を観に来てた奥さんと娘さんと一緒にそのレストランに来てました。その頃には待っている人がウェイティングに結構な人数いました。

12時半越えるようなら、要予約ですメゾン・カメルツェル。

お二人と少しだけ街を歩いて、駅に向かう2人とお別れしました。

今日は本当にあったかくて、気持ちがいい。

カフェでまったりしようかと思いましたが、良さげなカフェはフランス人で溢れているので一時帰宅です。

夜は演出クリスティーヌと晩ごはん。

きっと何も言わず、いつものレストランに行くんでしょう爆笑

それまで、いつものフィシェールを飲みながら

考え事です。