先日九州で発生した大地震の事は皆さん御存知の事と思います。
 
私の地元宮城県は、五年前の東日本大震災の時に各方面の方々に多大な御支援と御協力を頂きました。
 
ライフラインが滞り、水・食料・燃料等が不足する中での被災は、身も心も消耗するものです。
 
道路が寸断され、鉄道は停まり、飛行場も閉鎖されている状況の中、自分で物資を届ける事は困難であると思います。
 
そんな中で我々に出来る事は何か?
 
最も有効な支援は募金であると思います。
 
もちろん物資支援も必要です。
 
行政機関の災害支援の窓口に持ち込みで依頼するのが一番速いかも知れません。
 
各行政機関のホームページに、災害支援に関するガイドラインが有ると思います。
 
私も幾つかの手段を使って微力ながら支援させて頂きます。
 
恩返しと言うのはおこがましいかも知れませんが、少しでも御力になれればと思います。
 
出来ましたら、皆さんにも支援協力をして頂けたらと思います。
 
一人は皆の為に、皆はより多く人の為に。
今回もASMODUSのSNOW WOLF MINI 75W TCを紹介します。

前回は外観やシステム等を紹介しましたが、今回はカンタルワイヤーを使用したRDAとINNOKINのiSub SにクラプトンBVCを使用した感想を中心に書いて行こうと思います。

まずはカンタルA1の26Gを使用し、3mmコア 9LAP デュアルコイルで0.65Ω、25W(4.2V)で運用してみます。
 
まず驚いたのは立ち上がりの速さです。
 
18650バッテリーを二本使用するSIGELEI 100W Plusと遜色無い位の速さだと思います。
 
ちなみにInvader mini 50Wを使用して同じく25Wで運用した時はワンテンポ遅れて通電する感じでした。
 
同じワッテージでの運用でもこれだけの差がある事に驚きました。

続いてiSub SにクラプトンBVC(0.5Ω)を使用し、45W(4.89V)にて運用してみます。
 
ちなみにリキッドはKAMIKAZE E-JUICEのKAMIKAZE COLAを使用しましたが、味もきちんと出ており、非常に安定感のある出力のお陰でスムーズなVapingが出来ます。
 
メンソールの爽快感も損なわれる事無く出ているのはクラプトンBVCの恩恵なのでしょうが、この位の出力で使用するなら許容の大きなMODを使った方が良いですね。
 
Invader mini 50Wを使用していた頃は、上限に近い領域で使用すると出力が不安定だったので、この位の余裕は欲しいところです。
 
本当はNi200コイルを使用してのレビューもしたかったんですが、コイルを入れた箱が見当たらなかったので、また別の機会に書かせて頂きます。
 
一応総括すると、今回の運用領域に関してはとても優秀な機種であると思いました。
 
今回書いてはいませんがRDAによる40W付近での運用やiSub S でクラプトンコイルを使用しての60W付近での運用においても扱い易く、レスポンスも良いMODであると実感出来ました。
 
あくまでもPOWER MODE(VW)だけのレビューなので、フルに使った感想にはなっていませんが、正直カンタルワイヤーを使用した感じでは欠点が少ない機種だと言えます。
 
出来るだけ早く温度管理もレビューしたいとは思っていますが、チタンコイル運用に関しては、あまり評判は良く無いという話を聞きます。
 
とりあえずNi200コイルが見付かり次第、温度管理のレビューをさせて頂きます。
今回はMODの紹介をしたいと思います。
 
最近Invader mini 50Wを使っていて、何かと役不足を感じる機会が増えて来ました。
 
iSub Sを購入してからNi200コイルによる温度管理、クラプトンコイルを使用してのハイワッテージ運用等、通常ドリッパーでの運用する場合を除いて、現在のVAPEの基準にはとても対応出来て無いのです。
 
そこで今回購入したのはTwitterでも人気となっている、アメリカのASMODUSから出ているSNOW WOLFブランドのコンパクトでハイパワーなMOD、SNOW WOLF Mini 75W TCであります。

まずは外観から見て行きましょう。
 
隣に置いてある30ml.のリキッドボトルとの大きさの比較でサイズが分かると思います。
 
パフボタンは若干遊びが有るのか、カチャカチャと鳴るのですが、押した時のクリック感はカチッと心地良いものです。

外観はとてもシンプルでステンレスのフレームにブラックのパネル、パフボタン・液晶・+-ボタンのレイアウト、フレーム背面にウルフモチーフのレーザー刻印というソリッドな仕上がりです。
 
この狼の刻印に魅了されて購入されている方もいらっしゃるらしいですねw
 
ステンレスのフレームには、クリアーコーティングが施されており、光沢が有ってとても美しい仕上がりになっています。
 
反面コーティング剤が柔らかいのか結構表面に細かな傷が着き易い欠点もあります。
 
液晶はそれほど大きくは無いのですが、フォントが大きくて見易いのは好印象です。
 
サイドパネルの表面はプラスチックかと思ったのですが、ガラス製のみたいですね。
 
指紋が目立つという欠点は有るものの、触った時の質感は素晴らしいので、つい磨きたくなります。
 


パネルのカラーはブラック・ホワイト・レッド・ラベンダー・パープル・ティファニーブルーの全6色から選べます。
 
今回購入したのはブラックです。

このMODは通常のPOWER MODE・Ni MODE・Ti MODEの三つのモードを備えているので、カンタル以外に二つの温度管理モードを使える事になります。
 
+-の二つのボタンを同時に長押しする事で各モードへ切り替える事が出来ます。
 
私はチタンワイヤーやチタンコイルを持っていないので、POWER MODEとNi MODEの感想を別の機会に書かせて頂きます。

パフボタンと+ボタンを同時に押すと、システムロックが掛かります。
 
もう一度パフボタンと+ボタンを押すと解除出来ます。

バッテリーカバーはマグネット固定です。
 
バッテリーポケットには+-の刻印があり、アトマイザー側(上)が+になります。
 
バッテリーカバーに付いているマグネットがカバーに接着固定されて無い為、MOD側に移ってる事がたまにあります。
 
正直これは改善して頂きたいですねf(^_^;
 
またカバーとMODの擦り合わせが甘いのか、カバーを閉めた状態でも少しだけ遊びがあります。

threadは510でスプリングアジャストになっています。
 
コンタクトピンが細目なのが特徴的ですね。

底部には3×7の総数21個のベントホールとマイクロUSBポートがあります。



パフボタンを5クリックすると写真の順にロゴが表示され、電源がONになります。
 
この間はパフボタンを押しても通電されません。

電源ONの状態から5クリックするとASMODUSのロゴが表示され、電源がOFFの状態になります。
 
スペック
 
搭載チップGX75
 
電圧
5~75W
出力
0.5~7.0V
 
使用バッテリー
IMR・INR18650ハイドレイン1本
 
コイルの対応抵抗値
0.05~2.5ohm
 
温度管理
Ti MODE  100F-300F
Ni MODE  212F-662F
 
外部電源入力
マイクロUSB
 
本体重量
176g
 
スペックだけを見ると最近の機種に比べて見劣りする面もあります。
 
例えばステンレス316ワイヤーに対応していない事や、本体重量が少々重い事等が挙げられますが、その存在感と使用感は素晴らしいものがあります。
 
まず素晴らしいのはレスポンスです。
 
まるでデュアルバッテリーMODを使用しているかの様な安定感のある出力特性のおかげで、少々攻めたセットアップでも立ち上がりが速いのは有り難いです。
 
恐らく爆煙系のセットアップを前提とした出力特性なんだと思いますが、RDAをメインで使用している私には使い易いと感じました。
 
本体の大きさも持ち易く、フレームの角が丸く成型されているので、自然なフィンガータッチで持つ事が出来ます。
 
という訳で、今回はSNOW WOLF Mini 75Wを紹介させて頂きましたが如何でしたでしょうか?
 
次回はRDAによるカンタルワイヤーコイルでの使用感とiSub SによるNi200コイル・クラプトンBVCコイルでの使用感を書かせて頂きます。