キリンとクジラはどちらが面白いか(仮題)

キリンとクジラはどちらが面白いか(仮題)

徒然なるままに
日暮し硯に向かひて
心にうつりゆくよしなし事を
そこはかとなく書きつくれば

あやしうこそモノラル録音

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今日が何の日か知ってますか?


そう、あのステファン・ライズシュタットが初めて単独自転車太平洋横断をした日です。

嘘です。
てかステファン・ライズシュタットって誰だよ。


というわけで、
あなたも街角で知らないおじさんに
「自転車は左側通行だぞ」
と注意されることが多いと思いますが、そんなとき
「いやぁほら、もうすぐ右に曲がるからいちいち左側に渡るとめんどくさいじゃん…」
とか言っていたらカッコ悪い。

こんなとき"アイツ"がいてくれたら…


そういえば昔飼っていた猫がこんなことを言っていた。
「にゃんか最近のにゃにゃこもがにゃにゃーんしましまにゃー」

確かにあの時は…
…まあこの話は関係ないか。


ところで最近の若者はすごいね。びっくりする。
何がびっくりするってもうすごくてびっくりする。
何がすごいってもうびっくりするくらいすごくてびっくりする。

何なのあのバイタリティは。
もう全身でジュブナイルしちゃってる感じ。
恥とかマニフェストとか全然考えてないアバンチュールがナシのつぶてだよね。

そろそろ何言ってるのかわからなくなってきて気付いたが、それはつまりおれが年をとったってことだな。
おれも中学生くらいのときはマニフェストなんて考えてなかったな。
校庭の桜の木に登って「フッ…風が心地いいぜ…」なんて黄昏てたな。
校舎の窓ガラス全部割る勇気もなかったクセに高いとこに登れば強くなった気がして先生にケンカ売ってたな。


…なんの話だっけ?
危うく卒業アルバムをめくり始めるところだったがレモン目薬のおかげで我に帰れた。
こんなときのために目薬の中身をレモン汁にすり替えておいてよかった。


世の中には理不尽なことが多い。
上司に言われた書類をファイルに綴じていただけなのに「順番が違う」と怒られる。
取引先に新規プランを提案したら「予算オーバーだ」と一蹴される。
お客さんに料理を運んでいったら「髪の毛入ってるんだけどぉー」とクレームを言われる。そんな長い髪の毛どう見てもお前のじゃないか。
料理を作り直したら店長に「自分で判断しないでまず俺に言え」と怒られる。
ただ桜の木に登っただけなのに「危ないから下りて来い」と怒られる。
ただ自転車に乗っていただけなのに「自転車は左側通行だぞ」と怒られる。


なんて世界のシステムだ…!


こんなとき何か言い返せたらいいのに。
こんなとき"アイツ"がいてくれたらいいのに。


こんなとき、一言で相手が黙る魔法のような言葉があればいいのに。


そう。あるのだ。そんな魔法の言葉が。

その言葉、それは…



「それを英語で言ってみろ」



これを言えば相手はたじろぐ。
「I… I am…?」
とかわけのわからないことを口走ってパニックに陥る。

「順番」って英語でなんだっけ…? とか
よ、「予算」…?コスト?いや違うな… とか


思考回路はショート寸前。


フッ…勝った。
風が心地いいぜ…



だが油断してはならない。
相手もなかなか譲らない。

考えあぐねて押し黙ったかと思いきや不意に何かをひらめいてこう言う。


「じ、じゃあお前がそれを英語で言ってみろよ…!」


うかつだった。
なんて反撃だ。なんてキラーパスだ。
なんてアバンチュールだ。

これではこちらが黙るしかない。



と、そんなときのために、ここで覚えておこう。

「Say that in English.」
(それを英語で言ってみろ)