Experiential Learning - Consulting Practicum | University of Maryland Smith MBA 日本人在校生ブログ
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こんにちは、2年生のSです。

 

Smith School では、カリキュラムの目玉の一つとしてExperiential Learningという実践型授業に力を入れています。(Official 情報はこちら

この実践型授業は、Consulting, Finance, Entrepreneurship, Global Business, IT, など様々な分野について開講されており、実務的なプロジェクトを通して、座学で学んだ知識を実務で使えるレベルに昇華させることを目的としています。

実践型プロジェクトであるため、コースにもよりますが約2ヶ月~1年という長い時間をかけて一つのチームでじっくりとプロジェクトを進めていきます。

 

これらの実践型授業のうち、私はConsulting Practicumというコースを履修したので、今回はそのコース内容について皆さんにご紹介したいと思います。

 

①  コース概要

実際の企業(主にワシントンDCにあるスタートアップ企業)とコラボしながら、その企業が現在抱えている問題について解決策・事業戦略を練って提案し、コンサルティング能力を養っていく科目です。

 

5人1組でチームを組み、約4ヶ月間、チームメイト、クライアント企業と密にコミュニケーションを重ねながらプロジェクトを進めていきます。

本コースは二人の教授が担当しており、一人はconsulting, leadership, team dynamics等の分野について研究されており、学術面から我々をサポートしてくれます。もう一人はAccentureとDeloitteに長年勤めていた実務家教員で、実務面から我々に適切なアドバイスをくれます。このように、理論と実務の両面から我々のプロジェクトをサポートしてくれる体制が整っているのが特徴です。

 

授業は、まず彼ら二人が最初の2~3週間をかけて座学でコンサルティングに必要なフレームワークやクライアントとのコミュニケーション方法などを懇切丁寧に教えてくれます。

その後は、基本的に座学はなくなりプロジェクトベースで進んでいくため、ひたすらチームメイトやクライアントとミーティングを重ねたり、疑問点が出るたびに教授のところに行って相談をする、という流れになっていきます。

そして、約4ヶ月かけて自分たちのソリューションを完成させ、クライアントに対して最終プレゼンを行い、その後、そのプレゼンに関するフィードバックを教授から頂いて本コースは終了となります。

 

②  私が担当したプロジェクト

私のチームが担当した企業は、アメリカ国内の識字率・読解力向上を目指して、オンライン英語学習教材を開発・運営し、無料で提供しているNPO法人でした。

彼らは、開発したオンラインサービスを今後海外でも展開していきたいと考えていたため、将来有望な海外進出先の選定、および進出の際の戦略について立案することが、今回の我々のプロジェクトのミッションでした。

 

クライアントとのミーティング風景

 

我々のチームは、毎週2時間×2回=計4時間のチームミーティング、及びクライアントとのミーティングを重ねながら、業界分析、進出先国を選定する際の選定基準の策定、選定に必要となるデータ(人口、市場規模、教育水準、インフラ普及率など)の収集、その基準に基づく候補国の絞り込みを行っていきました。

その後、絞り込んだ複数の有望な候補国それぞれについて、具体的な進出プラン(ターゲット顧客層、サービスのカスタマイズ要否、資金調達方法、タイムスケジュール、政府許認可取得方法、事業提携先企業の選定基準等)を作成し、最終的には60ページ以上に及ぶレポートを提出するとともに、その内容についての最終プレゼンをクライアントに行いました。

 

プロジェクトの過程では、クライアントに進捗状況をこまめに報告しながら、クライアントの意見を伺って軌道修正なども適宜行っていきました。途中、クライアントとの認識のズレが明るみになったり、クライアントが置かれている環境の変化によって我々のプロジェクトの方向性も変更を余儀なくされたりと、実務ならではのダイナミックさを味わえたのは、とても良い経験でした。

 

また、Strategyの授業で学んだ各種フレームワークや、Global Strategyという授業で習った海外展開に関するフレームワーク、マクロ経済の授業で学んだ各国の経済状況の判断基準など、他の科目での学習成果を実務で実際に活用してみる貴重な機会にもなり、科目間のシナジーを非常に実感することができました。

 

さらに、コンサルタントとしていかに客観的視点から多角的にプロジェクトを捉えていくかといった点や、より具体的に物事を考えていく思考方法、タイムマネジメント、説得力あるレポートの書き方、より効果的なパワーポイントの作成方法など、大小さまざまなスキルを実践形式で磨くことができ、大変学びの多いプロジェクトとなりました。

 

このように、座学と実務のギャップを埋めるための実践型プロジェクトは、MBAで得た知識・経験を即戦力として卒業後に活用できる体制を整える上で、非常に魅力的なものだと思います。

 

 

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