前回の、私の浮気という弱みを獲得し、元夫くんが完全無敵のDV夫になったという話。
私への暴行と同時に、自分も元カノさんたちへ連絡をとり、同じように「君と結婚したかった」と言い回ったとのこと。
その時、元カノさんの一人は元夫くんからの性的暴行がトラウマで、結婚できていないという話を聞いたそう…
他には、私には秘密にしていた女性の友人がいて、本命はその人だったかも。その人と結婚すれば良かった、と連絡を取ってみたが、その方はすでに結婚していて無理だったそう。
そして今まで私に内緒にしていた暴露話を、聞いてもいないのに話し始めた。
胸が大きかった女性、すごい顔面が良かった女性、合コンでキスをされた話など細かいものまで、色々と女性遍歴を語っていて、何がしたかったのか分からないが、心底女好きだということはよく分かった。
同時に暴行は激しく、大声で怒鳴られ家が揺れるほどの時は近隣の方が心配して、後で声をかけてくれた。
命の危険を感じた時は、市の命の電話をかけて逃げた。電話中に暴行を受けることはなかったからだ。
また、産後鬱の薬物治療中だったが病院に行けなくなったため、段階的に減らさなければならない薬を全て一気にやめ、離脱症状がひどく、毎日吐いていた。
また、これよりも前に、元夫くんは夢(ここでは小説家としておきます)の賞をとり、一歩近づいたために仕事を辞めていて、収入はなく、でも小説家になるには道のりは遠く、一日中罵られ、私はストレスの吐きどころとなって毎日暴力をうけていた。(主に怒鳴られる、物を投げられる、嫌味を言われるなど精神的なこと)
最初は反省していた私も、段々、
なぜここまでされなければならないのか、
と思うようになった。
余計、この人以外の、誰でもいいから他の人と結婚すれば良かった、と思うようになっていた。
私は散々浮気をされてきたから分かるのだが、浮気をされると、パートナーを責める気持ちと同時に、自分に悪いところ、足りないところがあったのではないかと悩む。そして、それなら直そうと思うのが普通である。
でも自己愛性人格障害の元夫くんは、暴力へ向かった。自分の感情第一主義なので、後先もなく、感情を爆発させることが優先である。
ただ、冷静な時間もある。まともに話ができない元夫Aくんと、冷静で客観的に思考できるBくんの二人が同居しているのだ。
冷静なBくんの時に、離婚など今後について話したり、自分の反省の気持ち、なぜ浮気をしたのかの説明などして、その時は理解して悲しみの中、頷いてくれる。
でもスイッチが入りAくんに切り替わると、途端に暴力が始まってしまい、今までの話し合いもなかったことになってしまう。
このような狂った毎日で、断片的な記憶しかない。
赤ちゃんを抱いて離婚届を取りに行ったこともあるし、あまりにも暴れるので、実家で療養中の義妹が大学生時代に一人暮らししていた家にしばらく赤ちゃんと二人で逃げ込んだこともある。
市の相談窓口に行ったり、義母に相談したり、元夫くんの友人が心配して連絡をくれ、相談したこともある。
私はこの一件で自分の友人と連絡を取るのを禁止されたし、元夫くんは私になりすまして例の元彼とメールのやり取りをしたり、私の友達のLINEへ私になりすまして送ったり、プライバシー的なものはなかった。
お前はクズだ、ダメだ、としょっちゅう言われ、人権もなかった。
それもこれも私が浮気をしたからだ、と思うけれど、こんなだから結婚を後悔されるんだよ、とも内心思っていた。
ここまで元夫くんが暴れるのは、色々と重なったからだと思うので、次回私の見解を書きます。