『ポーの一族』の新作。
40年ぶりだそうです。

エドガーに、アランに、また会えるなんて。
萩尾望都先生に感謝の気持ちしかないです。

子どもの頃、母の持っていた『ポーの一族』のシリーズを、夢中になって読み耽っていたことを思い出します。
そして今、この新作をまた、無我夢中で読み通しました。

時の止まった、バンパネラの少年たち。
移りゆく時代、移りゆく人々。
変わらない想い。

「冬を旅して 夢を見て いるんだ」
エドガーの言葉。
儚く、美しい春の夢。
胸が締め付けられてつぶれそうで苦しかった。


当時の『ポーの一族』もこんなに切ない気持ちになる作品だったのかな。
読んでいた小学生の頃とは違って、大人になった今だから、エドガーやアランやブランカの思いがとてもよくわかって、言葉では表現できない熱い気持ちが溢れてしまいそうでした。
そして美しい絵、歌のような詩。

少女漫画というジャンル。
少女のための。こんな素晴らしい作品を読める少女も、かつての少女も、幸せです。


また来年、新シリーズが始まるそうですね。
楽しみです。
そして宝塚で、小池修一郎さんの脚本・演出で舞台化。行きたい…!

過去の作品もまた読み返したいです。
そうして何年か後に、私の娘が本棚からこっそりとそれを取り出し、バラの咲き乱れる村で、エドガーたちに出会うのでしょう。