母の事。
こちらは至って通常運転。
普通に話して、普通に対応しているのですが、
いきなり理不尽な事を言い始めてしまいます。
これは認知症になる前からの
性格みたいなのですが、
自分が子供の頃は、その母の性格に
本当にどうしていいか
わかりませんでした。
私が昔、仕事をしている時に
同じような人に会ったことがあります。
派遣で新人の時、元々いた彼女が
何にキレているのかわからず
困った事がありました。
こっちは入ったばっかりだし、
最初はなんかとりあえず謝って、
収まったのですが、
どう考えてもおかしい![]()
そんな事が2度3度続くと、もうどうしていいかわからなくなって、
早々に会社を辞めてしまおうかと
上に相談したら、出向先から撤退するという話になっていて、次の異動まで頑張ってと言われ、
そのまま耐えた事がありました。
失礼な事など、何一つした覚えもなく、
ただひたすら悩みましたが、
今思うと、向こうの問題であって、
あんなに悩まなくて良かったなぁと。
異動してから、しばらく経って
その相手から電話があり、
丁度、夕ご飯時で食パンを焼いていて、
その熱々を食べたいと願う私をよそに
ベラベラ話始める相手。
お腹空いてるし、つい、
「ごめんなさい、今、ご飯だから、
後でもいいですか?」と言ったら
火のついたように怒り始め、
散々罵られてたあと、ガチャ切りされた。
パンは冷めてしまってた。
それから夜中に嫌がらせ電話が始まり、
多分その人かなと思って、
「〇〇さんですか?」と言ったら
それ以後かからなくなった。
後日談、その出向先を離れて
一年位した時、営業の担当から
彼女の事を聞かれた。
どうだったと聞かれて、難しい人でしたと
答えたら、次の職場で孤立しているとの事だった。
何かトラブルがあった時、
相手に非が100あるとは思っていない。
自分にもそれなりに問題はあったのだと思う。
そこで立ち止まって考えないと
次には進めないというか、大人の円滑なコミュニケーションは成立しないと思う。
母も、その彼女も、
そのタイミングを逃したのかなと
時間が経って思うことがある。
認知症って、昔解決出来なかった事が
じんわり滲み出てきてしまうというか、
人生の宿題を最後に確認する機会なのかもしれない。悲しきかな、もう解決することが
とてつもなく難しくなってしまっているのですが。