2025年9月の読書記録 | のんびり穏やかに暮らしたい

のんびり穏やかに暮らしたい

気持ちに余裕が持てるようにのんびりと、そして、穏やかに暮らしていきたいと思っています!
整理整頓頑張って、おばあちゃんになった時には、ミニマリストになっていよう!というのが目標の50代主婦の毎日。

10月になったので
2025年9月に読んだ本です。




中々、面白かった!


こんな感じで絵もいっぱい。

身分によって

服装が違っていたり

階級が着物を見ればわかる事だったり

大河ドラマの見方も少し変わりそうです。

覚えていたら・・・だけど(笑)


江戸時代の職業も

興味深くて

そんなのあるんだ〜って思ったり

竹やツタを編んだり

草から着物にしたり

蚕から糸をとって

染めて

着物作ってって

わかっちゃいたけど

すごく大変なことを

全て手作業でしてたんだなと

改めて感心したりと

読んでいて楽しかったです。


そして

木綿って江戸中期に登場したんだって〜。

私たちが目にしている今の着物は

江戸後期〜のもの。


すっごく昔のことだから

不思議だけど

流行りはいつの時代もあるってことが

なんだか嬉しかった(笑)



後から借りたのに

こっちから読んじゃった(笑)

縁切りの神社が屋上にある。

その一角に「百音園」という

とてもキレイな屋上庭園がある。

その庭園を管理しているのは

隠居した両親から神職を継いだ息子(統理)。

バツイチで

別れた奥さんと再婚相手の子供(百音)を

引き取って育てている。

そこに、ゲイの友達(路有)も加わり

状況を聞くだけだと

大丈夫なの?

と思ってしまう人間関係のお話です。

でも、全然大丈夫で

なんなら

かなりいい関係なんじゃないかと

読んでいて思いました。


色んな考えの人がいて

色んな解釈があって

周りが色んな思いやりで動いていて

でも、その思いやりで傷ついて・・・


周りがどう思っていようと

自分たちが話し合って

納得して決めることが大切で

自分が楽しく暮らしていけばいい

と引き取られた10歳の女の子が

思ってるのがいいと思います。


統理と百音の会話が

特に良いなと思いました。

引き取った5歳の時から

1人の人として意見を聞き

わからないと聞かれたことに

真剣に答えたり

難しいことでも

どう思うのか聞くところが

素晴らしい。

そこに路有が加わって

3つの意見が出るけれど

絶対これだと1つにしないところもいい。


「『僕たちは同じだから仲良くしよう』より

『僕たちは違うけど認め合おう』

の方を勧めたい。」(統理)

「『それでも認められない時は

黙って通り過ぎよう』だな。

『無駄に殴り合って傷つけあうよりは

他人同士でいた方がまだ平和』

って辺りまで」(路有)


場面が変わって

「誰かにこう思いなさいと言われたら

その人を疑った方がいい。

どんな素晴らしい主義主張も

人の心を縛る権利はない」(統理)


この3つのセリフが

特に私は好きでした。


とても、前向きになる

読んだ後

あ〜良かった♡♡

となる本でした。



お庭から採ってきた花を

感じよく生けたくて

色々と勉強中。

ふむふむと読みました。


花をどうやって

部屋の中に飾るか?

あ、そうなんだ!

という発見もありました。


とても美しいんだけど

プロすぎて

手が届きそうになかった・・・


でも、基本のことも書いてあって

知らなかったことも

たくさんあり

そこが良かった。


上手くなるコツは

「基本に忠実なものを

ひたすら、真似ること」

だと著者はいう。


なるほど。

知らないんだから

アレンジしよう、個性を出そう

なんてことは

しなくていいんだな。



「52ヘルツのクジラたち」

を書いた著者の本。

「52ヘルツ・・・」がとても好きだったので

借りてみました。


良かった!


千鶴は夫からDVを受けて逃げるために

向かった家には

自分を捨てた母(聖子)がいる。

しかも若年性アルツハイマーを患っている。

同居人には

娘に捨てられた彩子と

聖子を「母」と呼ぶ

男性恐怖症の恵真がいる。

その4人の共同生活が

描かれています。


認知症になったらどうなるのか?

少しだけ知識が増えました。

やっぱり認知症に

なりたくない。


孫が産まれて

お世話する時は

子が望むことをしないと

単なる嫌がらせになるんだな。

ジジババ世代が

孫の世話をすることで

夫婦の仲が悪くなることがあるのは

知っていたけれど

下手をすると

子と孫の関係までも

壊すことがあると

知りました。


DVの描写が恐ろしくて

シェルターの存在って

本当に必要だなと思いました。

男に力では絶対に勝てないことが

こんなにも

悲惨なことになるんだと思うと

悔しい。


力で支配しようとする行為は

相手を殺しているのと同じだな

と思いました。


戦争も同じだと思います。

戦力という力で

他国を支配しようとしているんだから・・・


「あたしの人生は、あたしのもの。

誰かの悪意を引きずって

人生を疎かにしちゃだめ」

この文が心に残っています。


結構ハードな内容なので

心の中は複雑なんですが

最後はホッとしました。



以上!

9月に読んだ本でした。