先日お伝えしたように、少しだけ前倒しでプロ野球ユニフォームを語るシリーズ第3章は1990年代のユニフォームを語ります。最初に1997年の順位に基づいてと書いてましたが、今回は1995年の順位に基づいて少し変則的に投稿していきます!いつものように1990年代のユニフォームの大まかな傾向を語ります。


ネオクラシック、原点回帰の時代へ
 サンライズピンクと呼ばれるピンク色を採用していた千葉ロッテマリーンズが毎日オリオンズの初代ユニフォームに似たユニフォームを採用し、レインボーカラーでお馴染みだった日本ハムファイターズも紺をベースにしたユニフォームを採用し、さらに、読売ジャイアンツや福岡ダイエーホークスが採用した前立てラケットラインは他球団にも波及するなど、原点回帰やネオクラシックの流れが始まりました。
 派手な色使いをするチームが減り、ボタンの無いプルオーバー型のユニフォームも減りました。この流れは2024年現在でも続いてます。


ファンサービスの為の限定ユニフォームが始まる
 千葉ロッテマリーンズがサマーキャップとサンデーユニフォームを、中日ドラゴンズが日曜日の主催試合でサンデーユニフォームを始めるなどファンサービスを込めた限定ユニフォームがこの1990年代から始まりました。プロサッカーリーグであるJリーグが開幕したことはプロ野球に危機感をもたらし、プロ野球界においてファンサービスがいかに大事であるかを実感することになりました。一通り語った後に1990年代に採用された限定ユニフォームを語る予定です。お楽しみに!

この時期に参考にしていたメジャーリーグのチーム
 メジャーリーグのチームを参考にしたユニフォームがあります。
ロサンゼルス・ドジャース。中日ドラゴンズが許可を得てドジャース風のユニフォームに変更しました。画像はオーレル・ハーシュハイザー選手。
シンシナティ・レッズ。広島東洋カープが参考にしてました。山本浩二監督時代にこのユニフォームをモチーフにしたユニフォームを採用しました。画像左からピート・ローズ選手、ジョー・モーガン選手、ジョニー・ベンチ選手。
星野仙一監督時代の中日ドラゴンズと山本浩二監督時代の広島東洋カープはドジャース対レッズの試合を見ているような気がしました。

 他には、千葉ロッテマリーンズがシカゴ・ホワイトソックスを参考にしてました。

第3章で取り上げないチームとその理由
 大変申し訳ございません。下記のチームは既に取り上げたので今回は取り上げません。
西武ライオンズ(ビジター用も含む)
阪神タイガース

【重要】千葉ロッテマリーンズの今後の扱いについて
 千葉ロッテマリーンズのホーム用ユニフォームが1995年から現在まで基本デザインが変わってません。その為、千葉ロッテマリーンズに関しては今後以下のように対応いたします。

・現在でも着用されているホーム用ユニフォームに関しては1990年代で語ります。2000年代以降は最低限のことしか書きません。なお、各時代の主力選手の画像は取り扱います。

・ビジター用の着用期間によって取り扱う時期が変わります。
1995年〜1999年、2000年〜2004年 →1990年代で取り扱います。

2005年〜2007年、2008年〜2009年 →もうひとつのホーム用も含め2000年代で取り扱います。

2010年〜2013年、2014年〜2019年 →2010年代で取り扱います。

2020年〜2022年、2023年〜現在 →2020年代で取り扱います。

第3章も引き続きよろしくお願いいたします。