第1章読んでいただけましたか?


ね・・・・重いでしょ・・・・(笑)


っで第2章はね・・・もっと重いですよ叫び













「彼を知りたい・・・」



毎日のようにお店に来るようになった彼。わたしを指名し見つめながらラブソングを歌う・・・

完璧に女扱いになれてる。

みんながやめろという男にハマってはいけない・・・わかってる・・・だめなんだ・・・

そう思うほど彼が店に来るのを待ってしまう自分がいた。

ある日お店が終わった後別の店で飲もうと誘われた。みんなは見えないところで「だめだよ」と首を横にふり小さく×のサインをして私をみてる。でも・・・・私は「うん。行く」と言ってしまった。嬉しかった。

控室でみんなに「あやちゃん・・・もうしらんけんね」とため息をつかれたけど。

店が終わり彼と別の店へ。

店の従業員に「これ新しい俺の女」と紹介された。「いや!!違うやろ」とあわてるあたしをみて

悪い顔で笑う彼。「でもお前俺のこと好きやろ?」と言いながら・・・


彼にはほかに女がたくさんいた。やきもちを妬くことで心が離れられなくなっていく。

それでもなぜか少しずつあたしといる時間が増えていった。

そしていつの日か私は本物の彼女になっていた。


24時間一緒にいないとだめな人。だからたまに友達と遊びに行くととても不機嫌になり、怒鳴られた。

それでもそんな彼が可愛いと思ってしまっていた。

「こんなにわたしを必要と思ってくれるんだ」そう思ってしまっていた。

そしていつからだろう・・・それがDVへの変わって行ったのは。


とにかく少しでも機嫌が悪いと怒鳴られ、殴られた。髪をつかまれ引きずりまわされた。

それでも気分が治まると「ごめん・・・愛してる」と抱きしめてくる。

人の前でも平気でわたしを抱き寄せ「俺の女かわいいやろ~」「あやかはまじでイイ女」とのろけたかと思えば突然切れて「もう帰れ!!」と殴られる。

そのたび「もう・・・やめとき・・・早いほうがいい。もうわかったやろ?あいつはあんな男なんよ。」みんなから言われた。でもそう言われたら「わたしがいなきゃだめなんよ。わたしが立ち直らせるけん。大丈夫」と彼をかばってします。離れられない。。。。


「彼の暴力はわたしがいけないんだ・・・わたしがちゃんと彼の気持ちをわからないのがいけないんだ・・・」

殴られ蹴られ血まみれになってもそう思っていた。

その頃には同棲生活が始まっていたから家の中は毎日が修羅場だった。電話も壊れた。テレビも壊れた。気にいっていた鏡も茶碗もコップも・・・

なによりわたしが一番壊れてしまっていたんだ。もう普通がわからなくなっていた。

それでも彼を愛していた。。。ううん。たぶんそう思わなきゃ生きていけなかった。


そんなある日宮崎県で会社をしてる友人から「こっちにきて働かないか?」と彼に電話があった。

彼は「一緒にくるか?」と私に聞いた。

「別れるなら今しかないかもしれない」「・・・でも・・・・彼を愛してる。。。暴力はいつか治るかもしれない、宮崎に行けば優しい彼でいてくれるかもしれない。」結局離れられず少しの荷物をまとめてまるで夜逃げのように・・・気持ちは逃避行のように・・・宮崎に向かった。

きっと幸せになれるんだ。そう信じて・・・・


つづく・・・・