こんばんは😊 お疲れさまでございます。最初の修行について、お話いたします。


修行生が10名位いましたが、お経をスラスラ読めなかったのは、私だけでした。私以外は皆さん「生粋のお寺の子」でした。私の場合 父が定年後に住職になりましたので、下地がありませんでした。今から思えば 父(師匠)も立派だったと思います。高齢で修行を勤め上げたからです。


行法(お坊さんとしての実地指導)は初めてのことばかりで、かなり面くらいました。歩くことすら、基本通り出来ませんでした。


先ずは、能化(先生)が模範を示します。それを各自が行っていく。このパターンでした。他の修行生は楽々クリアーしましたが、私は緊張と不安で上手く出来ませんでした。また、失敗することで かなりのストレスが溜まっていきました。


ただ幸いだったのは、教学(お釈迦さまの教え・宗祖の教え等)の講義もあったからです。教授の方々のお話を真剣に聴き、ノートもしっかりとりました。お坊さんとしての心構えやご自身の失敗談を話される方もいらして、後の僧員生活にとても役立ちました。


講義科目ごとに試験があり、びっくりしました。落とすための試験ではないと説明がありました。しかし 学習塾塾長のプライドがありました。


記憶力が悪くなっていて、最初の試験は75点とふるいませんでした。行法の疲れも影響していたのだと思います。赤点(たぶん30点以下)だと補習を受けなければいけませんでした。中には、補習を受ける方もいました。


思いの他、点数が取れなかった私は、就寝時間を削って図書室で自習をするようになりました。1時間位。良かれと思ってしたことですが、能化の方々にご心配をお掛けしてしまいました。ただ その成果もありまして、残りの試験はマアマアの点数が取れました。


実地指導の飲み込みが悪く、とても苦労しました。Oさんには、からかわられて 辛い思いをしました。


本日は、ここまでといたします。ここまでお読みいただきまして、感謝いたします。