岸田総理がウクライナを訪問。 | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

岸田総理がウクライナを訪問。

1.3月21日急遽、岸田総理がインド訪問後、ポーランドから列車で戦時下のウクライナを訪問されました。ゼレンスキー大統領との首脳会談において、

  ①今回のロシアによる侵略は、国際秩序の根幹を揺るがす、決して許すことのできない暴挙であり、日本は、議長国としてG7の揺るぎない結束を維持しながらロシアに対する厳しい制裁とウクライナへの強力な支援を継続していく旨、また5月のG7広島サミットでは法の支配に基づく国際秩序を守り抜くという決意を示されました。

  ②基本的価値を共有するウクライナとの関係を「特別なグローバル・パートナーシップ」に格上げすることで合意しました。

  ③昨年来進めてきた16億ドルの人道財政支援を55億ドル追加し、71億ドルとすること、加えてNATO信託基金を通じた殺傷性のない装備品支援に3千万ドルを拠出すると決定したことを伝えました。

 

2.岸田総理は、キーウ郊外のブチャ市を訪問し、犠牲者への献花を行い、ロシアの暴挙により悲惨な体験をされた方々から直接話を聞かれ、越冬支援として同市に供与された発電機の視察を行いました。また、キーウ市内の戦死者慰霊記念碑にて献花をされました。

 

3.今回のウクライナ訪問により、日本とウクライナとの関係はより一層強固なものとなり、G7議長国を務める日本として、ウクライナ侵略への対応を主導する決意を世界に示すことができたことは大きな成果だと考えます。また、欧米のメディア等では、同時期に中国の習近平国家主席がロシアを訪問していたことから、アジアにおける姿勢の違いが浮き彫りになったと報じられています。ウクライナ訪問前にインドを訪問し、モディ首相との間で、G7及びG20サミットに向けた連携と「日印特別戦略的グローバル・パートナーシップ」の下での日印関係強化を確認したことも意義あることだと考えます。