令和2年豪雨災害発生。 | 後藤茂之オフィシャルブログ「PEOPLE FIRST!」Powered by Ameba

令和2年豪雨災害発生。

1.7月3日からの集中豪雨により、熊本県、鹿児島県を中心に甚大な被害が発生しています。特に12時間で300mm以上の雨が降り、球磨川では堤防の決壊等大きな浸水被害、14基の橋の崩落が発生しています。7月6日7:00現在で、死者19人、心肺停止17人、行方不明11人合計47人の人的被害が報告されています。亡くなられた皆様にお悔やみを申し上げるとともに、すべての被災者の皆様に心からお見舞い申し上げます。

 

2.7月3日には、武田良太防災担当大臣が現地に入り、政府として懸命の救援、災害対策を展開しています。7月4日には二階幹事長のもと、『自民党令和2年豪雨災害対策本部』が設置されました。7月5日10:00には『政府豪雨非常災害対策本部』が置かれ、併せてプッシュ型の生活支援を行うための『被災者生活生業再建支援チーム』が設置されました。災害現地の実情を認識し、一日も早く普段の生活に戻れるよう、できることはすべてやるという姿勢で対策を行っています。自衛隊は人命救助を中心とした活動のため、 2,580名の人員、航空機22機(ヘリコプター20機、固定翼機2機)が災害派遣されています。現地からは、通信、電気、水の供給寸断された道路の確保について悲痛な声が寄せられています。

 

3.①災害救助法はすでに20市町村に適用されており、激甚災害の指定に向けて急いで対応を進めています。

新型コロナ感染が心配されパーテーションの設置、マスク着用と熱中症にかかりやすい事態となっており、スポットクーラー150基の設置等もプッシュ型で進められています。

鹿児島県では、ショーパブに新型コロナのクラスターが発生し、県下に拡散されていることが懸念され、鹿屋(かのや)、枕崎の地域の中核病院の医療崩壊が心配され体制整備が必要です。

初動対応がまず大切ですが、温泉街で新型コロナウイルスの打撃に加えての災害のダブルパンチであり、今後の生業の建て直しも重い課題となっています。

球磨川周辺では、昭和40年7月、昭和57年7月と同じ箇所で の被災が繰り返されており、現状回復の復旧に留まらない改良復旧が必要です。

 

4.梅雨前線(線状降水帯)は、8日頃にかけて本州付近に停滞するため、6日~7日東北地方、8日西日本また、現在土砂災害警戒レベル4が発令されている木曽町、塩尻市楢川地区、上松町、南木曽町、王滝村、大桑村、伊那市等土砂災害、浸水に特に警戒する必要があります。