2017-08-24 18:32:15

改憲論議、スケジュールありきではない。

テーマ:ブログ

1.憲法改正の論議は、十分に国民的議論を重ね、国民のコンセンサスをつくる中で進めるべきものです。新内閣発足に当たり、安倍総理が『憲法改正の道筋については、日程ありきではない。議論が深まって熟していかなければ憲法改正はできない。』と強調されたのは当然のことと考えます。

 

2.安倍総理は、5月3日の憲法記念日に「2020年の新憲法施行」を打ち出し、改憲項目についても9条1項(戦争放棄、平和主義)、2項(戦力の不保持)を残したまま自衛隊の合憲性についてのみ新たに3項をおく独自案を提示しました。その後、総理は今秋の臨時国会に党の改憲原案を提出する考えを表明してきており、8月3日の総理発言は、これまでの一連の発言を軌道修正したものです。今後、丁寧な議論を党を中心としてしっかりと進めていきます。

 

3.もちろん、憲法改正のテーマとしてしっかり議論すべき論点はあります。

①北朝鮮のミサイル発射、世界的なテロリズムの発生等世界情勢が緊張している中、現行憲法の条文上は、憲法学者の8割が自衛隊は違憲のおそれがあるとしている状況を放置していいのか。国民は自衛隊の合憲性を認める人が多数派だと考えます。

②衆・参両議院の選挙のたびに、憲法上「全国民を代表」するとされる議員の一票の格差が問題になり、最高裁判所によって選挙が違憲状態とされ、判決に従って地方選出議員の定数が減らされ、参議院選挙区が合区され県から代表の出ない県が生まれる事態が地方代表のあり方として本当に良いのか。

③育った家庭の経済情況等を理由として教育を受ける機会が損なわれないよう、憲法上すべての子どもに教育の機会を保障する規定を設けるべきでないか。

 

4.憲法改正は、政治への信頼があってはじめて可能となるものです。説明責任を果たし、政治の透明性を高めるとともに責任ある政策の決定と実行を通して国民の信頼回復を図っていくことが急務です。急がば回れです。まず、与党でしっかりと丁寧に議論を進めます。

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