ピアノ・リトミックの指導者、辻井栄里です。
今日は新宿文化センターで、ペース・メソッド レベルⅢのCM(講習会)に行ってきました。
ペース歴30年超えのベテラン先生から、まだ経験の浅い先生が一緒に勉強。年数は違えど、皆さんペース・メソッドにかける思いと情熱は同じです。
ペース・メソッドは普通のピアノのレッスンとは少し形態が違います。
個人レッスンが主流のピアノレッスンですが、
ペースのレッスンはグループレッスンとダイアドと呼ばれる2人組のレッスンの組み合わせで進められます。
グループレッスンでは曲の分析、初見奏、移調、変奏、即興、聴音、楽典など、音楽のさまざまな能力をバランス良く育てていきます。
楽典などはレベルⅢにもなると、音大受験を決めたような生徒が習うようなことを勉強しています。
でも、本来は音大受験を決めてから勉強するのではなく、たとえ趣味であっても、いろんなことを理解した上で演奏するということは、とても重要なことですね。
そういう意味でもペース・メソッドはとても深いメソッドです。
ダイアドという2人組のレッスンは、演奏を中心としたレッスンですが、1人の生徒がレッスン中、もう1人は遊んでるわけではなく、互いの演奏を聴きながら、意見を出し合い、お互いに向上していきます。
何か意見を言うなり、感想を言うには、ただ聞くだけではなく、真剣に聴かなければ述べることができません。
そのことがまた、自身の演奏にもプラスになるばかりでなく、自分の思ったこと、感じたことを言葉で表現する、伝えるという訓練にもなります。
これからの国際社会に向けて、そういう能力はとても必要なことだと感じます。
生徒を上手に導く為には、指導者の勉強も必須です。
明日、明後日と講習会は続きます。
楽しみです!
動画は12音・音列音楽の即興風景です。
今日も最後までお読み下さり、ありがとうございました。