よしもと新喜劇の舞台。

年に1度、僕の涙腺がユルユルえーん崩壊する笑い泣きイベントがある。

 

12月に開催される「よしもと新喜劇のお正月スペシャル」だ。

定期公演とは別に年末の1度限りの公演。

新年にテレビで放送される。

 

このスペシャルに桑原和男さんが出演されるときは

公演の最後に桑原さんから新年の挨拶がある。

最古参でもある桑原さんの挨拶がはじまると

座員も客席のお客さんに向き直す。

 

 

 

 

2016年12月に開催されたお正月スペシャル

「こども探偵・藍!犯人はトリ逃がさない」

 

舞台の真ん中に立った桑原さん。

役者のセリフから、最古参の顔になり挨拶に移ります。

 

 

桑原

「もう(舞台の)後ろでハラハラしましたよ。

よかったわね〜

十二時はどうなるかと・・

あっ! 一時はどうなるかと・・ 

 

(座員転ぶ)

 

あの方のお陰だということを決して忘れてはいけませんね」

 

 

川畑

「あの方のお陰?!」

 

桑原

「あのお方ですよ。神さま」

 

川畑

「神さま?」

 

 

 

桑原

 

神さまぁーーーー

 

 

 

「ツィゴイネルワイゼン」が流れる

 

 

 

 

(手を合わせて)ありがとうございます。

 

あなたのお陰をもちまして、

恋のハッピーエンドをむかえることができました。

 

それにもまして

うれしいじゃありませんか。

 

新年早々、このなんばグランド花月に

こんなにたくさんの方に入っていただいて。

 

そして笑っていただいて喜んでいただいて

こんなうれしいことはありません。

 

みなさまのご声援が心の支えです。

これからも一丸となって頑張ります!

 

どーかこの一年も新喜劇を応援してくださますよう

宜しくお願いします。

 

 

(客席からの大きな拍手)

 

 

桑原さんの挨拶に

舞台の座員も一緒に深く頭を下げます。

このときばかりは座員も神妙な面持ちになります。

 

 

 

 

 

挨拶はわずかな時間ですが

新喜劇の積み重ねきた60年の歴史の重みを感じる瞬間です。

僕は目の前の光景が涙でウルウル汗になってぼやけて見えなくなります。

 

大袈裟に思われるかもしれませんが

ずっと新喜劇を観てきた僕にとっては新喜劇は身体の一部です(笑)

あらためて新喜劇の存在に感謝する時間となります。

 

 

座長や座員が新喜劇を語るとき、

必ずといっていいほど先輩たちへの感謝を語ります。

 

ベテラン座員のギャグに、舞台で転がる座員。

その転がる姿がベテラン座員への敬意の表れにうつるときさえあります。

 

座長の小籔千豊さんが「吉本新喜劇のすごい話」のなかで

このようなことを語っています。

 

座長としていちばん大事なのはベテランさんじゃなくて若手。

ベテランの方々ははっきり言ってスター軍団です。

あの人らがおらんかったら新喜劇は成立しない。

そういう方々がいなくなった時に誰が新喜劇を見にくる?って

不安があるんですよ。

 

だから、後輩でおもろいヤツがどんどん出てきて

新喜劇を盛り上げてもらわなあかん。

だけど、どう考えても桑原師匠やめだかさんに替わる

後輩なんてまず出てこないですよね。

  ※「吉本新喜劇のすごい話」より

 

 

桑原和男さんは体調を崩され、6月から休養されています。

一日も早い快復を願っています。

 

 

では、今日は・・

桑原さんの快復への願いを込めて・・

 

ごめんください。どなたですか?

お入りください。ありがとうラブラブ

 

(終)

 

 

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※敬愛する新喜劇座員の氏名は敬称を省略いたしました。

 

まだまだあるよしもと新喜劇の楽しさを

これからも書き綴っていきます。

 

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