何より悩んだのが
ラブのこと。
犬にとって環境が変わることが
1番のストレスになる。
実家に預けてももちろんストレス。
飛行機乗るのもストレス。
長時間の移動もストレス。
連れてくることに
大変悩んだ二ヶ月間。
その頃
相変わらず
びよーん、と寝ていた
呑気なラブ。
けれど出発一ヶ月前の
船便引越しの日、
犬を連れていくことの不安を
ヤマトのお兄さんに話した時
返された言葉で
気持ちが決まった。
「仕事柄、色んな国に赴任される
ペットの飼い主さんと出会いますが、
設備や環境が整わない国に赴任する人は
一緒に愛犬を連れて行けないと、
泣きながら荷造りされているのを
見ました。
そういう方もいる中で、
機内持ち込みで連れていけて、
ワンちゃんも飼い主さんと離れずに
暮らせるんですから、
ワンちゃんも幸せだと思いますよ。」
それを聞いて
なんだか胸につかえてたのが
スーっと楽になったのを
覚えている。
しかし、何だったんだと
拍子抜けするくらい
ラブは新しい我が家を
気に入ってくれたようだ

シンガポール着いたその日から
落ちついていた。
おそらく東京に居た頃よりも
しっくりきているんじゃないかな
嬉しい誤算だ。
好き放題

ごはんも一緒じゃなきゃ
嫌でしゅ。
おかあちゃんですが、
ラブが元気でシンガポールに
居ることが、
何より嬉しいことなのです

無事に日本に帰るまで
あたたかいこの国で
たくさん思い出作りましょ

寝てばっかりじゃなくて、、、ね






